imase、書き下ろし楽曲を120人超えの楽団と共に演奏した感想を語る Pococha×ヤマハ「みんなの演奏会」収録現場レポート
撮影直後に行われたimaseへの合同インタビューをお届け
――撮影を終えて、いかがでしたか?
imase:こういった大編成でのライブをしたことがなかったので、自分にとっても素敵な経験になりました。一緒に演奏をしているみなさんと目が合った時に、笑顔で演奏していて、音楽を通して距離が縮まったというか、仲良くなれた感じがしました。それと、7歳の子が一生懸命にピアノを弾いていて、それも素敵だなと思いました。
――imaseさんも、楽しそうにハイタッチなどをしながらパフォーマンスをされていましたね。
imase:普段のライブではバンド編成が多く、メンバーと一緒にやることは多いのですが、演奏中にハイタッチをしたりアイコンタクトをして動いたりといったことはなかったので、楽しかったです。音だけでなく、触れ合いから体を動かしたりすることができて、心がウキウキしましたね。
――今回の「FRIENDS!!!」という楽曲は、「Friendly(親しみ)」というキーワードから、友達や仲間について書いていったそうですね。
imase:はい。「友達」というテーマから楽曲の制作を始めて、歌詞の部分はもちろん、音の部分でも工夫しています。特に、今回の楽曲はブラスやストリングス、ギターなど、いろんな楽器を登場させていて、その中でもちゃんと目立つパートを作って、一緒になって盛り上がれる演奏会を意識して制作しました。
――特に気に入っているフレーズやパートはありますか?
imase:タイトルにもなっている〈Friends!!!〉はキャッチーだと思います。もともとデモの時に自分の声でコーラスを重ねていたんですけど、そこにいろんな方の声が実際に入るといいなと思って作ったフレーズです。演奏会ではコーラスの方々が一緒に歌ってくださったりして、今回のテーマにもぴったりですし、みなさんが歌ってくださっているのを聞けてよかったなと思いました。
――参加者のライバーの方やヤマハの担当者の方もおっしゃっていたんですが、楽曲としては演奏をするのが難しめの曲ですよね。なにか狙いがあったのでしょうか?
imase:簡単すぎたり、シンプルすぎたりするよりも、難しい方がみんなで一緒に楽しめるし、熱をちゃんと向けられるというか。
ソロパートや、各セクションが目立つパートがありながら、みんなの演奏が揃ったらすごくかっこよくなる楽曲を目指しました。今回のためにみなさん一生懸命に練習をしてくださったと思いますし、現場で聞いても音が揃っていて、難しい曲だったとは思いますけど、完成されたものができてよかったです。
――楽曲制作するにあたっては100人編成ということを想定して作ったということですか?
imase:そうですね。デモでは、ギターのシャッフルのリズムと跳ねるドラムというのを意識して作ったのですが、アレンジの久保田真悟(Jazzin' park)さんがそこへ音をいっぱい足してくださって。ポップだし、高揚感もあって、いろんな人が演奏していて楽しくなるジャムでもある。みんなで演奏することで楽しい気持ちになれて、今回の演奏会にぴったりなのかなと思い制作しました。
それから、そういった楽曲を自分は持っていなかったので、作ってみたいというのもあったりして(笑)。
――imaseさん自身としてもいわゆる新境地というか、あまりなかった楽曲であると。
imase:はい。ジャンル的にもそうですし、いままでで一番コーラスも入っていて、楽曲内での楽器の数も一番多いのかな。間奏でのブラスとか、そういった各楽器が目立つセクション分けもしたことがなかったので、そういう意味では新しいなと思いますね。
――これからimaseさん自身の楽曲になっていって、ライブで披露する機会があるのかもしれませんね。
imase:そうですね。特に間奏部分はみんなでクラップをして盛り上がったりとか、コーラスもあったりするので、一緒に歌ったりしてライブでも楽しめそうな楽曲になっていると思います。