連載:エンタメとテクノロジーの隙間から(第五六回)
カメラ初心者の行き当たりばったり旅~北九州編~
リアルサウンドテック編集部による連載「エンタメとテクノロジーの隙間から」。ガジェットやテクノロジー、ゲームにYouTubeやTikTokまで、ありとあらゆる「エンタメ×テクノロジー」に囲まれて過ごす編集部のスタッフが、リレー形式で毎週その身に起こったことや最近見て・試してよかったモノ・コトについて気軽に記していく。
第56回は、カメラを買って半年。ようやくF値とシャッタースピードとiSOの関係性を理解し始めた、はるまきもえがお送りします。
2024年の12月、出張で北九州に行ってきました。出張なので正直ゆっくりと観光する時間はそこまでなかったのですが、せっかく来たからにはと思い意地で観光してきました。
まず驚いたのは、小倉駅のデザインのかっこよさです。駅のど真ん中からモノレールが出ている設計が近未来的で、「カッケェ……!」と、目を輝かせながら見ていました。
次に、足を伸ばして下関方面へ向かいます。『カモンワーフ』という海沿いのシーサイドモールに行きました。
ガッツリご飯というよりは、お酒を飲んだりデザートを食べたりして、景色を楽しむのに最適なスポットという感じです。となりには『唐戸市場』があるので、朝から行くと新鮮な海鮮も食べることができると思うので、食を楽しむのにはいいスポットです。
筆者が到着した時刻はお昼過ぎだったので、市場はまたの機会にすることに。山口県名物・瓦そばを食べて次のスポットに向かいます。
次にやってきたのは『関門橋』です。私のカメラだとまったく画角に入りきらなかったので、スマホのパノラマモードで撮りました。ちなみに最近世のなかはiPhone16eが話題ですが、私はXSを使っています。ここまでくると謎の愛着があって、もうちょっと使おう……という気持ちになります。
そして、どこなく武士の空気を感じる……! と思ったら、ここは壇ノ浦。そう、歴史の授業でやたらと耳にした「壇ノ浦の戦い」の地です。勉強をほぼしてこなかった私でも聞いたことのある、歴史の転換期ですね。本当にこんな大砲をぶっ放して戦っていたとは……。すごい時代だ。
今回の1番の目的地、『関門トンネル人道入口』に到着しました。福岡県と山口県をつなぐ海の下を、歩いて行けるトンネルです。全長は780メートルとそこまで距離はないので、気軽に歩けます。
まずはエレベーターで地下60メートルまで降りるのですが、このエレベーター、ひとりで乗るとちょっと怖い。普段デスゲームやゾンビ系の映画ばかりを見ているので、いろんな想像が頭のなかを駆け巡ります。扉が開いた瞬間、ゾンビに感染した髪の毛ボサボサで裸足の人間が立っていて、こっちを振り返る。かもしれない。
そんなことを考えていたら、入り口に到着しました。このトンネルは意外と人通りも多く、ランニングコースとして利用している人もいるみたいです。地元の方は普段使いするような場所のようで、ほっと一息つきました。当たり前ですがゾンビもいません。
海のなかを歩くというのは、とても不思議な体験です。この壁の向こうで魚が泳いでいるんだろうな、そもそもどうやって作ったんだろう? などと考えながら歩きました。