『龍が如く8外伝』先行プレイレポ　“真島の兄さん”が海で大暴れ…お気に入りの海賊船で大砲をぶっ放せ！

　「龍が如く」シリーズの最新作『龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii』（以下、龍が如く8外伝）が、2月21日に発売される。かつて“嶋野の狂犬”と恐れられた真島吾朗が記憶喪失となり、無法者たちの楽園・マッドランティスを中心とする海域で海賊として航海に出るという、破天荒なストーリーだ。今回、リアルサウンドテックでは先行プレイの機会をいただき、海戦や“ミナト区系女子”とのストーリーなどを体験してきたので、その内容をお届けする。

　今回の先行プレイにおいて触れることができたのは、大きく分けて「海でのフリー操作」「海での強敵バトル」「宝島の探索」「パイレーツコロシアム」「ミナト区系女子とのコンテンツ」「ミナト区系女子・果歩との個別サブストーリー」の6つ。まずは海でのフリー操作から体験した。

　ジェイソンやノアら船員を編成し、接敵したらバトルが始まる。船員にはマサル（ロバート・秋山竜次）ら今作の登場人物はもちろん、権田原組長のようなシリーズおなじみのキャラクター、バー「リボルバー」のマスターなど、ファンの喜ぶ要素が散りばめられていた。

　編成だけでなく海賊船のカスタマイズも楽しい。備え付けの大砲はフルバーストや火炎放射などに（ゲーム内通貨は必要だが）変更でき、しっかりコストをかけた大砲は戦闘で大活躍してくれる。大砲を撃つタイミングは一見すると難しそうだが、実際にプレイするとUIの補助によって簡単に爽快なプレイフィールを得られるはずだ。

　また、今回の先行プレイでは体験できなかったのだが、海賊船「ゴロー丸」は見た目の変更も可能。強さや利便性だけに限らない、まさに“相棒”として愛着を持てるシステムとなっている。なお、海上では操縦モードから甲板モードに切り替えて、マストに登って周囲を見渡すことも可能だ。船員たちと船上で会食を楽しむこともできるため、まさに気分は“自分の海賊団”。お気に入りの海賊船、そして頼もしい仲間たちとともに、広い海を自由に冒険する気分を存分に味わえる。

　海での強敵バトルやパイレーツコロシアムでは、フリー操作のときと同じく大砲や機銃を使って応戦。相手の耐久力も当然ながら多いため、大砲のスペックや使い方がより大事になる印象だ。しっかりと当てたときの耐久力の削り方には爽快感があり、「自分でプレイするときには大砲から強化したいな……」という思いを強くした。

　船を降りての戦闘は、大砲などを駆使する海戦と違ってこれまでの「龍が如く」シリーズにおけるアクションバトルをベースとしており、真島吾朗という屈指の人気キャラを縦横無尽に使い倒せる。そして「狂犬」と「パイレーツ」の2種類のスタイルを切り替えると、真島のビジュアルも変化。さらに「呪神楽器」を使えば呪いの力（!?）で人喰いサメなどを呼び出し（!!?）、サテライトレーザーもびっくりな規格外のバトルを展開できる。バトルは盛りだくさんすぎて先行プレイだけでは遊び尽くせなかったので、ぜひ自身の目で確認してみてほしい。

　そして、『龍が如く8外伝』における注目ポイントとして欠かせないのが「ミナト区系女子」とのコンテンツだ。いったいなぜハワイでミナト区系女子……と思う方も多いかもしれないが、ストーリーとしてはマサルが「ミナト区系女子とコンパしたい！」と希望したことにより、真島が該当する女性を探し回ることに。「リボルバー」で相談していたところ、謎めいた女性・マチコから（ツケ1万ドルの支払いを対価に）情報を得て、女性たちに会いに行くことになる。

　いずれも対象の女性のいる場所へと向かうことで物語が始まっていく。今回体験した「果歩」とのストーリーは、ホテルのエントランスで接触を試みた真島が、怪しすぎる風貌のせいで暴漢と間違われて戦闘に突入するところからスタート。

　当然のようにボコボコにしたところ、知的な女性である果歩から「悪い人ではなさそう」という評価を得て、話が進行する。果歩は意外にもコンパについて否定的ではなく、自身に向けられる“文化人”という評価に思うところもあるようで……というのが序盤の物語だ。

　果たしてマサルはコンパを実現し、楽しいひとときを過ごすことができるのか。そして、真島はその場にどんなテンションで参加するのか、それともしないのか。そもそも真島が集めた女性たちはマサルの求める「ミナト区系女子」の定義と合致しているのか。興味は尽きない。

　さまざまな要素が詰まった『龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii』は2月21日、PlayStation 5 / PlayStation 4 / Xbox Series X|S / Xbox One / Windows / Steam向けに発売予定だ。