『今日好き 冬休み編2024』2話ーー“公開オーディション”優勝者の“ナチュラルたらし”ぶりにメロメロ

『今日好き 冬休み編2024』2話

かずな、渾身の一発ギャグで魅力を発揮 くめはるの“ナチュラルたらし”ぶりにメロメロ

 『冬休み編2024』2話の主人公を選ぶならば、はるな(村谷はるな)がおそらくは適任だろう。現状、男子6名のうち、くめはる(久米陽斗)を除く5名から恋の矢印を向けられているほか、初日夕方からのグループ行動では、“花くじ”の当たりを自ら引き当て、気になる・気になられている男子2名と“両手に華”状態で観覧車デートに繰り出した。このデートを終えて、2日目朝にまた新展開を運んでくるなど、間違いなく今シーズンの恋の起点となっている。

 そんななか、筆者がまず紹介したいと思ったのが、かずな(栗原一菜)。前回、くめはるがみづき(秋山みづき)を2ショットに誘った際、初日にも関わらず号泣していた彼女。まほこ(瀬乃真帆子)のサプライズ登場をきっかけに、くめはるを2ショットに呼び出すチャンスを掴むと、怒涛の流れでくめはる、そして視聴者の視線も意識さえさらっていった。

 なにはともあれ、今回が『今日好き』初参加の新メンバーながら、“公開オーディション”優勝者の看板持ちで、実質的な“継続メンバー”の空気を漂わせている、くめはる。この2ショットについて、自身の方からもかずなを「誘おうと思ってたけど、誘ってもらっちゃってすみません」と、うれしい言葉で彼女を喜ばせる。筆者も以前、取材現場でくめはると会話をしたことがあるが、よい意味で人たらし。しかも無自覚で。いわば、“ナチュラルたらし”な部分が彼の強みであり、そんな一面がここでまたかずなを恋に落とす。目は口ほどに物を言うらしいが、かずなの瞳を見ると、もはや言葉も必要ないくらいだ。

 が、この話の主役は、実はかずなの方。くめはるからの前述の言葉を受けて、自身のタイプが「背が高くて、色が白くて、聞き上手で、目を見てくれて、かっこいい人」だと明かす。いや、それ、くめはるじゃん……。と思うも束の間、かずな本人が「全部当てはまってる」と、トップギアでラブアピールをかましてくる。もはや、“ナチュラルたらし”同士の相乗効果が育まれているが、かずなはあくまで、緊張すると逆にテンションが上がってしまう性格とのこと。まだ素の一面を見せるには、少し早いのかもしれない。

 かずなの緊張はまだ解けずか。今度は自身の特技として“一発ギャグ”を披露したいと話の流れを作ると「めっちゃ面白いよ!」とハードルを上げる。ちょうど1年前の『カンヌン編』などに登場し、現在はりんかとお付き合い中のはなみち(植野花道)あたりから本格的に始まった気がするのだが、最近の『今日好き』でよく見る、この一発芸重視な流れはなんなのだろう。プロの芸人である井上裕介(NON STYLE)が“恋愛見届け人”としてスタジオで見ており、審査の目は厳しいはずなのに……。ちなみに、かずなが披露したのは「チーターが、おちーたー」だった。本人の愛嬌込みで、60点くらい?

 と、話がやや脱線したが、「こんな感じなんだけどさ、ボケる感じの子ってどう?」と、かずなが尋ねる。さらにくめはるとの次なる2ショットでは、今度は3連発でギャグを見せつけるという意気込みだ。どちらかといえば、男子サイドのようなアピールで畳み掛けるが、これを嫌いになる男子はいないはず。たとえ、くめはるがお姫さまのようなみづきを意識しているとしても、である。

 むしろ、くめはる×みづきでカップルとして綺麗に結ばれる、“こんなの絶対に付き合うじゃん”な流れよりも、これからなにが起こるかわからない恋の方が面白そう。運命の相手は、どこにいるのか未知数なものだし。“いままで見たことないタイプ”なかずなに、今シーズンを懸けてみるのはどうだろう?

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