写真集デビューに全国ツアーも大盛況 3兄弟動画クリエイター・すずしょうとの軌跡とUUUMの“情熱”サポート
試行錯誤の全国ツアー 「動画だけ見ている人にも楽しんでもらえるように」
ーー7月からはじまった全国ツアー「PARADE」もあと残すところ大阪公演のみですが、「PARADE」というツアー名にした理由を教えていただけますか?
しょう:2019年に開催した全国ツアーが「CIRCUS」だったんですけど、そこからコロナ禍でずっとツアーができない状況が4年、5年ぐらい続いて。やっとコロナ禍もあけて、みんなでパレードみたいな感じで全国を渡り歩いてこうみたいな感じで、PARADEになりました。スタッフさんたちにも候補を出してもらって、ほかにも運動会、巡業、カラフルとか候補はいっぱいあったなかで、みんなで決めました。
ーー今回のツアーでこだわったところ、見どころはどこでしょう。
すず:自分たちが披露したい曲や好きな曲を入れて、盛り上げるときは盛り上がれる曲、かっこいいところを見せるところはダンスを魅せる曲をまとめたり、そこでギャップを出せるように工夫したところです。非日常を味わってもらいたいなと思って、みんなが楽しめるようなツアーにしました。
しょう:いままでさまざまな曲を作ってきたので、統一感がないんですよ。いろんなテイストの曲を詰め込んでいるというのも含めて、パレードみたいな。3rdミニアルバムの『ぼく等のアルバム』をベースにして、いままで作ってきた曲やコロナ禍に作った曲、世に出せていなかった曲を入れて、普段すずしょうとの動画しか見ていない人にも楽しんでもらえるように、動画クリエイターらしいことをしています。
ーーいろんな曲が1度に楽しめるツアーなんですね。前回のツアーとはどう違うのでしょうか。
こう:いままでは持ち曲が多くなかったので、ほかのアーティストさんの曲をカバーして歌っていたんですけど、『ぼく等のアルバム』ができたことで、今回のツアーは完全にオリジナルの曲でライブができました。「次も来たい」といってもらえる人が多くなった感じがしています。
すず:コロナが落ち着いて、ストレス発散してほしいので、セットリストを作るときに声を出せる曲を入れるように意識しました。
しょう:ライブ終わった5分後にはスタッフさんやお母さんを含めて、「次はこうしよう」とか日々改善しています。コロナ禍はみんな声を押し殺しながらみていたので、声を出す曲を増やして、お客さんが「楽しかった」って終われるようなライブにしていこうと思います。
ーーということは、公演ごとに曲が変わっているんですか?
しょう:それがですね、全公演違うんですよ。メドレーは40%くらい作り直していて、曲の順番を入れ替えたり、今年歌っていない曲もどこかしらの公演に入れたり。ありがたいことに視聴者の方のなかには全国回ってくださる方や1部と2部の両方に来てくださる方もいるので、1部と2部も若干変えています。
ーー試行錯誤して作り上げているツアーも、大阪公演で最後ですね。
こう:頑張ります。
しょう:最後を締めくくるのに相応しいぐらい、いいものを届けられたらいいなと思っております。
すず:大阪は1番最後なので、いままでやってきたことの“最終進化版”みたいな感じだと思っています。ずっと考えているんですけど、楽しいライブにしたいです。