連載:「音声配信」にしかできないこと(第一回)

毒親に受験生のメンタル問題…教育系パーソナリティ・葉一が『Voicy』でセンシティブな悩みに寄り添う理由

Voicyでの活動を通して「学校の先生の社会的地位を上げたい」

ーーYouTubeのコメント欄ではおそらくあまりなかった交流の仕方でしょうし、葉一さんご自身も励みになりますよね。今後どういう挑戦をしていきたいか、展望を教えてください。

葉一:Voicyでは子どもたちの悩み相談に応え続けていきたいなと思っています。60代のおじいちゃんになったときに、そのときの中高生、私からみた孫世代の悩み相談に答えたらかっこいいなって。私自身、2人の子どもを育てていますが、子どもたちが幸せになることしか考えてないんですよ。そのためになにができるのか、なにが必要なのかを考えたときに、親御さんのストレスがなくなること、笑顔でいることが家庭の幸せのひとつだと思うんです。なので保護者の方の悩みや相談に応えるような、保護者の方たちになにかを伝えられるようなコンテンツが作れたらいいなって思っています。いまはまだ長男が11歳なので、中高生の親御さんの経験や悩みに追いついていないんですが、「分かります、その悩み」という話ができたらいいなと思います。

ーーあと20年ほどあることを考えると、ますますいろんな悩み相談が寄せられそうですね。Voicyでやりたいこと、考えている企画はあるのでしょうか。

葉一:Voicyのパーソナリティの方には多くの学校の先生がいらっしゃいますが、実は私には全国の学校の先生の社会的地位を上げたいというミッションがあるんです。学校の先生って近年、不祥事だけが取り上げられているので、「先生なんて」と軽視する人が増えてしまったんです。先生ってすごく魅力的な存在なのに、たくさんいる先生の一部の人だけを切り取って、すべての先生がダメになったというようないわれ方がすごい悔しいんですよ。

 私も教育という看板がありますが、学校のなかにはいないからこそ、現場の先生方とタッグを組んだときに面白い科学反応が起こせると考えています。パーソナリティをされている先生方たちと一緒に、私の視聴者の子どもたちに先生という存在の距離感を変えられるようなチャレンジができたら嬉しいなと思っています。

ーー学校外での先生方の活動が広がるっていうのは、先生方の世界も広がって面白そうですね。

葉一:先生方のVoicyは聞いていて面白いですよね。そういうところが視聴者に届けられたらいいなと思います。

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