「これが私たちのリアル」くれいじーまぐねっとがZ世代女性YouTubeクリエイターを代表して“女性のからだの悩み”を発信する理由

病院は「なにをされるかわからない」から怖い

ーーくれまぐさんは、実際に検診などには行ってるのでしょうか?

エア:2週間に1回くらいは行ってますね。検診もそうですが、体に何か少しでもおかしいなと感じたところがあれば、すぐ行くようにしています。

浅見めい(以下めい):でもほんと、行けるようになったのは大人になってからだよね。

ーー行けるようになったきっかけなどはあるのでしょうか?

UraN:2、3年前くらいだったと思うんですけど、めいが婦人科検診に行ってきたって言ってて。それを聞いて私も一応検査しておこうかな〜という感じで行ったのが始まりです。

めい:私が行った病院と同じところを教えたら、UraNも「行ってみるわ」みたいな感じで行き始めました。

ーーめいさんはなぜ行こうと思ったのですか?

浅見めい

めい:自分のなかで少しおかしいかもって思った症状があったので、行き始めたんです。それまで検診はわざわざするほどでもないかな、という感覚だったんです。でも実際行って薬を飲んだらすぐ治って、「病院って心強い!」と、改めて行くことの大事さに気づきました。そこからは、なにか症状がなくても定期的に検診に行くようになりましたし、ちょっとでもおかしいなという程度でもすぐ行くようにしています。

UraN:私も以前は本当にみんなと同じというか、症状がないなら悪くないだろうっていう考え方でした。生理痛の重さとか出血の量もそこまで違和感を感じていなかったし、検診に行く行かないの概念すらなかったんです。婦人科は、妊娠や出産とかそういう機会に行くものというイメージでした。でもめいが行ったのを聞いて私も婦人科検診に行ったら、ポリープが見つかったんです。

婦人科検診でポリープ発覚しました。

UraN:親指サイズくらいのポリープだったんですけど、もう少し大きくなっていたら悪性に発展する可能性もあったので、本当に行ってよかったなと思いました。そのとき不正出血の症状があったので、「あ、これが原因だったんだ」と病院に行って初めてわかったんです。

ーーそれは本当に行ってよかったですね。

体重100キロの女が健康診断を受けたら衝撃的な結果が届きました…

めい:自分も検査をして初めて、コレステロールの数値が高かったことを知りました。症状としてはなにか出てるわけではなかったんですけど、いま思えば甘いものとか揚げ物とか食べすぎてたのかな。

UraN:めいはパッと見、健康に見えるもん。動画では3人のなかで私が1番悪い結果だろうと予測されてたんですけど、実は1番健康だったんです。血液も綺麗だったし、数値も正常で……。お医者さんには「ただの肥満」って言われました(笑)。「太っててコレステロール値が正常なのも珍しいですよ」って。逆に「なんで太ってるんだろう?」って首を傾げてました(笑)。こっちが聞きたいんですけど!

ーー検査をすると意外な結果が見えてくるんですね(笑)。エアさんはどうですか?

めい:エアも最初私と同じ病院に行かなかったっけ? 個室で2人一緒に先生から説明を聞いたよね。

UraN:うちらはなにかと同じ病院に行きがちだよね。歯医者とかもそうだし。

エア:そうだったかも!

UraN:エアはもともと病院には頑なに行きたくないっていうタイプだったんですけど、めいが行くっていうからついていったんです。

めい:しかもエアは、自分が言いたいことをなかなか言えないんですよ。お医者さんと対面すると、言いたいことを隠しちゃう。

エア:そうなんです……(笑)。強がって大丈夫って言っちゃいます。

めい:だから事前にうちらがエアに症状や伝えたいことを聞いて、現場で代わりに伝えるんです。

UraN:こうだったでしょ? ってね(笑)。エアは病院に限らず、美容院とかネイルサロンでも、その場でなかなか正直に言えないタイプなんですよ。

エア

エア:病院系は特に、“なにをされるのかがわからない”のが怖いんですよね。椅子に座ってなにされるのかな、とか、絶対座らなきゃいけないの? ってなっちゃいます(笑)。

ーー視聴者のなかにも、同じ恐怖を抱いている人はいるかもしれませんね。

エア:そうですね。でもそんな私も、いまではひとりで病院にも行けるし、このあいだは婦人科ではないんですが病院へ行くことがありセカンドオピニオンもしました。1日で3回も違う病院に行ったんですよ。

ーー3回もですか⁉︎

エア:1回目の病院で、先生に「わからないです」って言われたんですよね(笑)。私がわからなくて病院に行ってるのに、「あんたもわからないのかーい!」って心のなかでツッコミました(笑)。

一同:爆笑

UraN:でも前のエアならそこで絶対諦めてたから、すごい成長だよね。

活動再開する前に今回の手術と後遺症について伝えたいことがあります。

エア:そうだよね。私は4月に耳の手術を経験したんですけど、そのときもっと早期発見ができていたらここまで大掛かりな手術にはならなかったらしいんです。だからいま思えば、セカンドオピニオンをしっかりしておけばよかったなと思います。本当に勉強になりました。

UraN:こんなふうに、私たちのリアルな体験を発信したり、受診している様子を撮影したりすることで、視聴者の方に病院に行く勇気を少しでも分けてあげられるかなと思っています。エアみたいに、病院はなにをするかわからないから怖いと思ってる人はたくさんいるので、実際に私たちが行くことで不安が少しでも取り除けたらいいですね。

仕事できなくなるかもしれません。

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