“同時多発キス”の勃発は前シーズン超え! 中町綾&とうあの“的確コメント”で振り返る『シャッフルアイランド Season5』

中町綾&とうあと振り返る『シャッフルアイランド』

とうあが3日間ひきずり、中町綾も「無理!」と絶叫ーー“ショートカットニキ”爆誕まで

 続いてピックアップするのは、三角関係というよりむしろ“ショートカット事件”。もう全貌はご存知だろうか?

 遡ること、3日目。第一印象から気になっていたじゅんや(モデル)に出会うべく、BLUE島にシャッフルされてきた、なつみ(タレント)。水族館デートに誘い、初対面ながら恋人繋ぎで指を絡め、積極的にアプローチを重ねるのだが、じゅんやのデリカシーが欠落した衝撃発言が彼女を襲う。「オレ、ショートカットがあんまり好きじゃなくて」。

 それでも彼でも振り向かせようと、なつみは4日目、ナイトプールで密着ハグ作戦に。「もっとドキドキさせよう」「ジャストフィットしてる」と、キス寸前までの色めく駆け引きをしたところで、現れた白馬の王子がレオ(アパレル経営)だ。じゅんやと対照的に、なつみの傷心を癒すべく、岩風呂でバックハグをして甘い言葉をかけたりと、なつみを徐々に“女”にしていく。

 残念ながら、レオは6日目夜のシャッフルでなつみと離れ離れになるのだが、その際には別れを惜しむキスも。ふたりの唇が重なる直前、とうあが「来るよ!」と事前予告してくれたのだが、これと同じ行動を、映画館でのアニメ作品などの応援上映でよく見る気がする。その点において、今回は完全にとうあの応援上映状態だったと付け加えておきたい。

 やや本題から外れるのだが、『シャッフルアイランド』の見どころは、男女で交わされる手繋ぎ、ハグ、そしてキスーー。だが、それと同じくらい、女心のわからない男子たちの“やらかし”も面白すぎる。本稿では割愛したが、優柔不断な選択と失言を繰り返すSHUN(マーケティング会社経営)という、やらかしの高得点を叩き出すスターも忘れてはならないため、ぜひ見逃し配信をチェックしてみてもらいたい。

 話を戻して、前述の“ショートカット事件”に、中町が「ほんっとうに無理なんだけど!」と怒り心頭。とうあや両者とも、過去に同じ内容のオンエアを視聴済みなはずなのに、ここまでフレッシュに怒りが込み上げてくるほど、本当にどうしようもない発言だったのだろう。とうあに至っては放送当時、まったく関係ない一視聴者なはずなのに、なつみを想って勝手に3日間もひきずったほどだという。じゅんやについては、ちぴたん(「nuts」モデル)が“じゅんぽ”と最高のあだ名を与えていたが、今回の企画を機に、中町ととうあが命名した“ショートカットニキ”という不名誉な名前の方が浸透してしまうのかもしれないーー。

あのんはただでは終わらないーーひゅうがとの恋を諦めきれない“あざとモンスター”

 最後にこの三角関係。なかでもこの女子メンバーに目をひん剥いて注目してみたい。今回のバカンス当初から男子人気最多だった“あざとモンスター”こと、あのん(グラビアアイドル)。時に、自身が“お持ち帰りシャッフル”してきた男子の腕を、女子全員の前でちょこんと掴んでマーキングしたり。また時には、両手をメガホンの形にして2ショットに誘う“幼稚園児スタイル”を再現してみたり。本当に、とにかくあざとい(でも、そこが好き)。

 そんな彼女が選んだ相手は、“天性の陽キャ”で呼び声高い、ひゅうが(動画クリエイター)。彼はそもそも、1日目の第一印象ではきょうか(フィットネストレーナー)を気になっていたのだが、シャッフルされた先のPINK島にてあのんからアプローチを受け、離れ離れの時間も通して想いと期待が募ること数日間。そんなひゅうがの想いを知りながら、時には苦しさに涙を隠しつつ、自身の存在をひたむきにアピールし、隣にいることを選択したのがきょうかである。

 実はこの間、あのんはりくと(インフルエンサー)という別の男子と関係性を深めていたのだが、ひゅうがはそれを知る由なし。最終的に5日目夜、あのんとりくとの手繋ぎを目にしてしまったことで、膨らんでいた気持ちが一気に萎む。その瞬間、気づいたのだ。きょうかもまた、自身に対して同じ切なさを抱いていたこと。そして、彼女の存在の大きさを。

 ここからのひゅうがの行動力はものすごかった。まずは、きょうかに対して、残りの時間を使って精一杯に向き合っていきたいと宣言。ここで強調したのが、あのんとの恋が終わったから、きょうかとのカップル成立を目指すのではなく、自身もまた前述したきょうかの想いに重なる部分を抱いたからだということ。具体的かつわかりやすい言葉が、きょうかの胸にも染み渡ったように思えた。

 一方であのんには、きょうかのように長くそばに寄り添ってくれる相手の隣に居たいとして「オレはそういう人を大切にしたくて、いまはきょうかちゃんと向き合っていきたい」と、決別を宣言。この言葉に、とうあやも「ここに気づけたひゅうがも素敵だよね」としつつ、彼の言葉選びに太鼓判を押していた。SHUNとは対照的に、失言のないひゅうが。とはいえ、どちらの男子も“味”がするから面白い。

 ここから、ひゅうが×きょうかの甘い時間を観られるものかと予想していたが、ふたりの恋愛模様に怪しい雲行きが。あのん、襲来ーー。6日目夜に、こう告げられてしまった。「でも私、やっぱり、ひゅうがくんの恋を応援できないかもしれない」だと!? しかも翌日、あのん&きょうかが同席する形で、ひゅうがとの地獄の3ショットが繰り広げられるシーンも。あのん、もしかして最終話でも、とんでもない事件を巻き起こしてしまうのか?

 総括すると、今シーズンは歴代史上、有数の“同時多発キス”が目撃されているだけに、とうあやの本企画内でのブチ上がりぶりも納得のところ。残り最終話、なにが起こるのか? 満を持して、ひゅうが×きょうかのキスも堪能できるのか? とうあやと一緒に、最後の盛り上がりに期待しかない気持ちを全力で仕上げておこう。

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