YouTuberはアイドルプロデュースしがち? 朝倉未来ら人気クリエイターの事例から背景に迫る
矢野経済研究所が発表した2023年の『「オタク」に関する消費者アンケート調査』では、アイドル分野のオタク推定人数は429万人。VTuberやアニメ、漫画など調査対象であるオタク分野全30分野全体における1人当たりの年間平均消費金額は44154円※のところ、アイドル分野ではなんと81085円という結果に。この数字は30分野の中で「PC組み立て/電子工作」に次ぐ2番目に高い金額であり、アイドル好きがいかに推し活に力を入れているかがうかがえる。
※0円と回答した人を含む金額
(参考:「オタク」に関する消費者アンケート調査https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3382)
さらに、すでに知名度があるクリエイターがアイドルをプロデュースするとなれば、注目度が高く、SNSでの拡散も期待できるという点も特筆すべき点だ。昨今は「アイドル戦国時代」といわれるように、一言でアイドルといってもメジャーデビューを果たしたアイドルからご当地アイドル、地下アイドルなど数知れず。こういった環境のなかで生き抜いていくためには、イチから知名度とSNSを育てるより、すでにある程度のパワーをもつ自身の名前を利用した方が効率的であることは想像に難くない。
アイドルプロデュースは、市場の大きさや自身が積み上げてきた知名度を最大に活かせる事業のひとつとして、YouTuberたちに需要があるのかもしれない。
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