気持ちだけでも五輪に湧いたパリへ 歴史にアート…フランスが舞台のゲーム作品たち

 長引く円安でなかなか海外旅行に手が出ない昨今。パリ五輪もできれば現地で観てみたかったところだが、ヨーロッパがずいぶん遠くなってしまった感じだ。

 気持ちだけでもおフランスに行ってみようということで、今回はフランスが舞台のゲームを5つピックアップさせていただいた。歴史、ファッション、アート……ゲームを通じて、いろいろな側面からフランスを掘り下げていこう。

「プレイグテイル」シリーズ

『プレイグ テイル -イノセンス-』PS5トレーラー

 1349年、黒死病が流行る英仏百年戦争の時代が舞台のアクションゲーム、それが「プレイグテイル」シリーズだ。

 プレイヤーは、領主の娘である15歳の少女アミシアとなり、弟のユーゴを引き連れて異端審問官から逃れるのが目的だ。

 錬金術を覚え、ネズミの大群を追い払いながら、美しくも恐ろしい暗黒中世の時代を生き延びよう。

『パスパルトゥー:アーティストの描いた夢』

Passpartout Release Trailer

 画家として成り上がるために、ひたすらに絵を描きまくり、道行く人に売るのが目的のゲームだ。

 ゲームのウリは、選択肢を選ぶことで絵が自動生成されていくわけではなく、実際にプレイヤーがマウスで絵を描いて作り上げていく必要があるという点にある。絵を生業にして、毎日大量に新作のアートを作ることがどれほど大変か、身に染みてわかる作品になっている。

 果たして、あなたの絵はルーブル美術館に飾られるのか!? 少なくとも、ゴッホを目指していたら、存命中は難しいのではないだろうか。

『アサシンクリード ユニティ』

アサシン クリード ユニティ E3 2014 トレーラー

 言わずと知れた「アサシンクリード」シリーズのメインタイトルのひとつ。本作は民衆が人権を勝ち取るために戦ったフランス革命期が舞台だ。

 ノートルダム大聖堂や、バスティーユ監獄など、今回も歴史的な建造物を眺めたり登ったりできる。特に、バスティーユ監獄が解き放たれ、民衆が雪崩れ込んでいくシーンは圧巻だ。

 花の都パリが舞台ということもあってか、主人公アルノ・ドリアンの恋愛も描かれる。マスターアサシンだって、恋くらいするのだ。

『鳥類弁護士の事件簿』

鳥類弁護士の事件簿 [Indie World 2022.11.10]

 1848年、パリ。革命の気運が高まる混沌とした社会で、ジェイジェイ・ファルコンは弁護士として多くの者を救ってきた。見た目は……鳥だが。

 『鳥類弁護士の事件簿』は、法廷を材に取ったミステリーアドベンチャー。「逆転裁判」シリーズのフォロワーだが、登場人物が皆鳥類であり、それを基にしたジョークも盛りだくさんの一本だ。

 風刺画をイメージしたアートワークも素晴らしく、なんともそそられるデザインの作品だ。

公式サイト:https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000047532.html

『ニンテンドー3DSガイド ルーヴル美術館』

ニンテンドー3DSガイド ルーヴル美術館 Direct 2013.11.27

 最後は、ゲームではなく教育ソフトをひとつご紹介。

 『ニンテンドー3DSガイド ルーヴル美術館』は、2013年に発売された3DS用のソフトだ。「モナ・リザ」を始めとする名画を数多く収容するルーブル美術館の展示を、家にいながら楽しむことができるソフトである。

 「館内モード」にすることで、実際のルーブル美術館で音声ガイドとして使用することもできる。任天堂とルーブル美術館の夢のコラボ……パリに行く予定がある方は、試してみては?

 以上、フランスが舞台のゲームをピックアップした。五輪が開催されるたび、同じテーマの記事が上がることだろう(おそらく)。

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