コムドット、2年連続の東京ドーム公演で見せた“夢の実現” 突き進む「日本で1番身近なスター」への道
「CREATORS SUPER LIVE」
「鍵開けの役目はできたのかな」と振り返ったのはあむぎり。重低音を響かせデビュー曲でもある「すいません」を披露し、ラップを完璧に歌い上げた。MCでは昨年のステージで「ヒップホップでメジャーデビューをしたい」と宣言をしたことについて振り返り、「夢を諦めてほしくない」「自分の気持ちを僕たちに伝えてくれると嬉しいです」と、ファンにアツい想いを語った。
ドームをアイドルのライブ会場のような雰囲気に一変させたのはむくえな。かわいらしいサウンドながらゴリゴリのダンスナンバーである「ヒーロー」を披露。えなが「強みのダンスを見せる」と語った通り、ソロのダンスパートでもキレのあるダンスを披露した。
とうあは「I am I」を披露。背景には学生時代の再現をした姿で撮影されたMVが流れ、これまでの人生の歩みを感じさせる1曲となった。そこで突如来場者に「夢は叶うことを証明します」と伝え、スペシャルゲスト・倖田來未が登場。
とうあは「5歳から16年間憧れ続けた」「神様です」と倖田への想いを語った。倖田も「世代を超えても愛してくれるのは幸せなこと」と、今回のコラボステージについてコメントし、2人は「キューティーハニー」を披露。手をつないで歩く姿は、まさに夢を実現した瞬間であった。
次に登場したのはスカイピース。安定の貫禄で楽曲を披露するなか、テオくんは「美味しいヤミーって知ってますか?」と会場を笑わせ、「感謝感謝」の楽曲披露に移った。
そのままスカイピースのステージに登場したのは、まあたそとかす。4人揃って「青春☆しゅわしゅわクラブ」として「あお」を披露した。あっという間の時間にかすとまあたそは「楽しすぎた」「明日もやりたい」とまだまだ名残惜しい様子だった。
その後はコムドットからゆうたが登場。スカイピースの2人と「向かい風」を熱唱した。爽やかな青春ソングらしく、風が吹き抜けるような疾走感で幕を閉じた。スカイピースは合わせて4曲を披露。改めてスカイピースというクリエイターが持つ、つながりの広さを見せるステージであった。
次はコムドットから悠馬が登場。昨年のステージでは同じくドームで華々しいデビューを飾ったが、今回は心なしか余裕のある歌手の姿を見せた。「クラゲ」を披露したあとは、コムドットとの地方の友達であるシンガーソングライターの松本千夏が登場。2人で「僕らのまま」というコラボ楽曲を披露した。悠馬は松本に「音楽活動をやってくれてたから(僕も)音楽をやろうと思った」と明かし、時を超えた絆をステージで魅せてくれた。
次に登場したのはESPOIR TRIBE -エスポワール・トライブ-。夏は俺たちにまかせろと言わんばかりの盛り上がりを見せ、来場者も自然とタオルを振り回しお祭り騒ぎに。サマーチューンの「サマデイ」を熱唱した。
夏の盛り上がりを見せたあとに登場したのはばんばんざい。ステージでは初公開となる新曲「くわずぎらい」を披露。歌手のナオトインティライミが提供したという、かわいらしい恋愛ソングとなっている。メンバーのぎしは「僕たちは何者でもない人だった。親に反対され、友達にバカにされました。でも夢を追いかけてここまできました。人生は選択の連続です。感謝を忘れずに、楽しんでいきましょう」と、自身の夢に対する熱い想いを語った。
そしてばんばんざいのもとに、悠馬、むく、テオくん、ガチヤマの姿が。しっとりと夏の夜を連想させるバラード「宵花火」を歌い上げた。るなはほかのクリエイターとの「パート分けに悩んだ」と語り、テオくんは「スカイピースのステージより練習した」と、互いのパートについて振り返った。
「CREATORS SUPER LIVE」の最後を務めたのはコムドット。やまとの「伝説のライブ作ってくれますか?」という掛け声で歌ったのは、2024年8月12日現在で1400万回の再生数を出したデビューシングル「拝啓、俺たちへ」。来場者一人ひとりの顔を焼き付けるようにゆっくりと歩きながら、演目を締め括った。
「CREATORS ENBU」
「CREATORS ENBU」(殺陣パフォーマンス)に出演したひゅうが。赤い着物に身を包み、スモークが舞うステージに登場し、初挑戦となる殺陣を披露した。アクションもさることながら、間やアングルはまるで映画のようで、セリフを一言も発さずにひたすら表情と身体で魅了した。ひゅうがはこのために体づくりを行い、殺陣の動きを覚え、食事制限なども行ったようだ。漢気あふれるひゅうがという人物に非常にマッチした演目だったように感じる。
「CREATORS CONCERT」
続いて登場したのはゆうた。同じく人生初となるピアノ演奏を披露した。演奏したのはジブリ映画の名曲。「母ちゃんにもったカイロ」で手を温める姿から始まった演奏だが、演奏の際はかなりの緊張感が会場を包んだ。ひゅうがの演舞もそうだが、演者自身が初めてのことに挑戦する姿は、この「夢の実現」というテーマである本イベントにおいて重要な意味を持つのだろう。