相馬トランジスタ、月間売上1000万円突破 倒産寸前から急激に回復した要因とは

 総売上が133万円という結果になった1月。カルビが「倒産です」と振り返るほどチャンネル的には危機的状況で、人件費を払ったらなにも残らない金額だったという。この状況で、相馬のチャンネルはいくつかのブーストをかけることを決断。まずは人気YouTuberのヒカルとコラボを実施。これにより総売上が徐々に回復。それに加えて新居への引っ越しをした。収入が少ないなかでの引っ越しは「大博打でしょ」とカルビは振り返った。だが新居に関する動画は4月に再生され、見事ブーストの役割を果たした。

 新居は動画への貢献だけではなく、チームの経費削減にも活躍した。総売上133万円だった1月から3か月ものあいだ、全員給料を9万円にしたという。その分食費や家賃は経費に換算し、食事をメンバーとともにすることで節約をしていたと明かした。この強行突破が成功したのは、チームがこの条件を受け入れたというところにある。

 コメントからも「給料9万でも離れないでいてくれたの本当に感動」「給料90000円でやってくれたスタッフのみんなすごいよ」といった声が上がった。また、これもカルビが「3か月(2月から4月)が張りどき」と、明確に耐える期間を設定していたからこそ、メンバーは受け入れることができたのではないだろうか。先が見えない状態ではなく、ここを踏ん張れば回復につながるという期間限定の我慢だったからこその成功だろう。

【過去最高】先月の総売上が1,000万だったのだが…

 そして5月は総売上が471万円、6月は1000万円という結果を出した。再生数の高い動画を見ても、「波に乗って自社の強みも出している」企画がヒットしているとカルビは振り返った。相馬も、5月の動画では「面白い動画をあげる」「期待は裏切りたくない」と宣言している。そして今回の結果を見て、「おもしろい動画を作るためにもお金は必要」と語った。

 チーム内でおもしろい動画を作り、しっかりと売上も確保するというサイクルが出来上がりつつある相馬のチャンネル。YouTuberとしては理想的なチームになりつつあるのではないだろうか。今後この勢いでどのような方向に舵をとっていくのか。動画を楽しみにしたい。

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