声優陣の生アフレコや西川貴教+ASCAのアニメ主題歌熱唱にビッグサイトが震えた『白猫NW』10周年記念イベント会場&ステージレポート

『白猫NW』10周年記念イベントレポート

 コロプラのスマートフォン向けアプリゲーム『白猫プロジェクト NEW WORLD'S』の10周年記念リアルイベント「白猫フェス2024 -10th Anniversary-」が、7月13日に東京・江東区の東京ビッグサイトにて開催された。

 東京ビッグサイト東7・8ホールを使用した広大な会場内には、番組企画やライブイベントを行うための特設ステージが置かれたほか、本作の10年間の歩みを振り返る展示物、限定グッズが入手できる各種アトラクション、グッズショップやフードコートなどが所狭しと立ち並んでおり、足を運んだ来場者たちを楽しませていた。

 本稿では、そんなお祭りムード一色となっていた会場内の様子をお伝えするとともに、本イベントを締めくくるステージとして開催された「SHIRONEKO PROJECT 10th Anniversary Excite Night」の模様を合わせてお届けする。

圧倒的物量の展示コーナーや冒険心くすぐるアトラクションでお祭り騒ぎ!

 会場中央から周囲を見渡して、まず目に留まったのは本作に出演する声優陣のサイン色紙展示コーナー。ざっと数えただけでも300枚はゆうに超えており、1枚あたりの横幅が30センチメートル足らずといえど、これほどの量が集まればその光景は圧巻だ。

※特別に許可をいただいて撮影しております。

 端から端まで見渡したうえで、お目当てのキャラクターを演じた声優のサインを探し当て、笑顔を見せるユーザーの姿なども見受けられた。

 サイン色紙コーナーの隣には、本作の名場面をキャラクターたちの印象的なセリフで振り返る展示企画「10th O'clock」がお目見え。ここでは、来場者がお気に入りのセリフに対して“ここ好きシール”を貼れるようにもなっており、シールを片手に足を止めるユーザーたちでつねに賑わいを見せていた。

 また、本シリーズのテレビアニメ『白猫プロジェクト ZERO CHRONICLE』に関する展示コーナーも。絵コンテや設定画、アフレコ台本などを間近で鑑賞できる貴重な機会となっていた。

※特別に許可をいただいて撮影しております。

 特設ステージの右手側に位置するアトラクションコーナーは、まさに縁日の屋台のような楽しげな雰囲気に。4種類のアトラクションが用意されており、パチンコを使った射的ゲーム「キャトラもニッコリ! 『We are カニカマスターズ!』」や、10秒ピッタリを狙ってストップウォッチを止める「時よ止まれ! <*×○■!&%$…………!>」など、老若男女誰でも楽しめる内容だったのもうれしいところだ。

 アトラクションの挑戦者は、挑戦結果に応じた回数分、抽選機を回すことができた。景品にはキャラクターの名セリフをあしらったアクリルキーホルダーやステッカー、さらに特賞として限定アクリル置き時計が用意されていたこともあってか、どのアトラクションにも長蛇の列が形成されていた。

 交流スペース“冒険家ひろば”には、来場者が休憩やグッズのトレードなどに使えるテーブルが置かれ、その奥には事前募集されていた寄せ書き企画「ありが10=4+6猫プロジェクト」に届いたメッセージやイラストを映し出す大型モニターが鎮座していた。

寄せ書きは現地からも投稿できるようになっており、真剣な面持ちでスタイラスペンを走らせるユーザーも。
寄せ書きは現地からも投稿できるようになっており、真剣な面持ちでスタイラスペンを走らせるユーザーも。

 このほか、コロプラとmixiがリリース予定の新作スマホ向けアプリゲーム『フェスティバトル』の展示&試遊ブースや、コラボフード&ドリンクを腰を落ち着けて楽しめるフードコートエリアなど、見どころ満載となっていた本イベント。

 

会場入口には、玉座を模した豪華絢爛なフォトスポットが。
会場入口には、玉座を模した豪華絢爛なフォトスポットが。
関係各所から届いたフラワースタンドも場内を彩る。
関係各所から届いたフラワースタンドも場内を彩る。
特設ステージ脇にズラリと並べられた、のぼり旗。
特設ステージ脇にズラリと並べられた、のぼり旗。
会場の随所で出会えるキャラクターパネルは特大サイズ。
会場の随所で出会えるキャラクターパネルは特大サイズ。

 来場者の年齢層に関しては、ざっと見た限り10~30代と見られるユーザーが多かった印象だが、ベビーカーを押しつつゆったりと展示を楽しむ夫婦がいたり、40代前後と思われるグループが休憩スペースで思い出話に花を咲かせていたりと、一般的なゲームイベントらしからぬ光景も随所で見られた。多くのユーザーに支えられ、いまなおその世界観を広げ続けている本作。10年という歴史の重みをあらためて感じさせられた。

豪華出演陣による「SHIRONEKO PROJECT 10th Anniversary Excite Night」で会場一体に!

 本イベントのトリを飾ったステージイベント、「SHIRONEKO PROJECT 10th Anniversary Excite Night」。こちらは音楽とお話で本作が紡いできた物語を振り返るという内容で、スペシャルバンドによるゲームBGMの演奏に乗せて声優陣が生アフレコを披露したり、アーティストたちが関連楽曲を生歌唱したりと、一夜限りの豪華ステージがおくられた。

 事前に発表されていた出演者は下記を参照していただきたいのだが、公演中盤には“赤髪の冒険家”こと主人公役の梶裕貴がサプライズ登場し、観客席からは悲鳴にも似た歓声が上がっていた。そんな、約2時間にわたる感動と興奮と愛にあふれたステージの模様をここで振り返っておきたい。

【Singer】
・西川貴教
・ASCA
・山崎寛子

【Voice Actor】
・梶裕貴(主人公役) ※サプライズ出演
・堀江由衣(アイリス役)
・緑川光(カイル役)
・広田みのる(バロン役)
・山根綺(クロカ役)
・菊地燎(シロー役)
・島﨑信長(ジン役)
・日高里菜(サヤ役)
・三浦勝之(クライヴ役)
・八代拓(ダグラス役)
・手塚ヒロミチ(アゾート役)

 島﨑信長演じるジン&日高里菜演じるサヤによるかわいらしい開演直前のアナウンスがあった後で、始まったのは声優陣による朗読劇だ。舞台は飛行島。アイリスたちが大掃除に勤しむなか、倉庫から(蓄音機風の)謎の装置が発掘されたことをきっかけに物語は動き出す。

 この装置――後々カイルの置き手紙から「記憶吸い取ルーン装置」であることが判明する――により、登場人物たちの大切な記憶が吸い取られていくなかで、ステージ上では各キャラクターにまつわる名場面が声優陣の生アフレコにより、観客のもとへと届けられることに。

 クロカ、シローによる6周年記念イベント「Runaway Horizon」を皮切りに、ダグラスが登場した「Brave The Lion〜獅子髪の剣士〜」や各周年記念イベントのエピソードが、声優陣による入魂の熱演でつぎつぎと披露されるファン垂涎のひとときとなった。

 MCパートでは、各々が演じるキャラクターにちなんだコール&レスポンスで会場を沸かせたり、10周年を迎えての心境をキャスト目線で語ってくれたりと、スペシャルな夜を大いに楽しんでいる姿も印象的だった。観客たちも迫真の生アフレコに息を呑み、ときに涙し、トークには爆笑し……と、つねに感情を揺さぶられっぱなしになっていた様子だ。

 さらに、一部のイベントエピソード生アフレコの際には、挿入歌を担当する山崎寛子がステージに登壇。4周年記念イベント主題歌「Lux ―最後の約束―」、5周年記念イベントエンディングソング「SHINE」、7周年記念イベントエンディングテーマ「One」の3曲を情感たっぷりに歌い上げ、観客から惜しみない拍手が送られた。

 そして公演終盤、梶裕貴、堀江由衣、緑川光が9.5周年記念イベントエピソードの一幕を演じた直後の余韻も残るなかで、ステージ上に現れたのは西川貴教とASCA。おふたりによってテレビアニメ『白猫プロジェクト ZERO CHRONICLE』の主題歌「天秤-Libra-」が熱唱され、会場のボルテージは最高潮に。

 かくして宴もたけなわ、最後は出演陣が勢揃いし、本イベントのテーマソング「We are Adventurers!」を大合唱。観客たちも、アイドルライブ顔負けの一糸乱れぬコールで一体となって盛り上がる感動のフィナーレとなった。

 本公演を締めくくる「10年目も、やろうよ白猫!」のコール&レスポンスにも表れていたように、大台を迎えてなおとどまるところを知らないユーザーたちの熱量を全身で体感できた「白猫フェス2024 -10th Anniversary-」。11年目、そしてその先の未来に向かって歩んでいく『白猫プロジェクト NEW WORLD'S』に、今後も期待していきたい。

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