メタバースはまだまだ盛り上がる? 『VRChat』は大型プレイヤーの参入に日別アクティブが10万人を突破

メタバースはまだまだ盛り上がるのか?

『Apple Vision Pro』を買ってしまった

 先日、「Apple Vision Proホルダー限定Meetup #2」の取材記事が公開された。その名の通り、『Apple Vision Pro』所持者が参加できるミートアップイベントで、XR系の開発企業4社が合同で開催した。約60万円の空間コンピュータが50台以上も集う環境は圧巻の一言だった。熱気の一端が記事から少しでも伝われば幸いだ。

『Apple Vision Pro』が50台以上集結するナゾのイベント「Apple Vision Proホルダー限定Meetup」に潜入

6月28日に日本に上陸した空間コンピュータ『Apple Vision Pro』。約60万円という超高級デバイスながら、長らくギー…

 そして、この取材には続きがある。筆者自身もこの取材を通して触発され、『Apple Vision Pro』を買ってしまった。いまだどのようなものか輪郭すら決まっていないデバイスを、やはり自分の私物として触れながらたしかめたくなった次第だ。

 一通り使ってみた感触としては、まず「MacBookの仮想ディスプレイ」と「HMD型ホームシアター」としての用途は十分に見込める。MacBookは一度連携してしまえば、同じWi-Fi下にある状態で見つめるだけで接続が完了する手軽さがあるし、13〜15インチのディスプレイをさらに拡大できるのはシンプルに心地よい。そして、『Apple TV』や『Prime Video』などで映像を見る上では、両目8Kという図抜けた解像度が効力を発揮している。

 アプリも豊富だが、初期のiPhoneのように玉石混交である。これらについては今後に期待しつつ、とりあえず今回は、上記の取材記事でも触れたambr社のアプリ『gogh』を取り上げよう。

 7月16日に公開された『gogh』は、「アバターといっしょに作業」をコンセプトに掲げる作業支援アプリだ。スマートフォン版では自分のアバターを作り、作業部屋を選択することで、アバターがLofiミュージックを聴きながら作業を始める。ポモドーロタイマーも備わっているので、アバターと一緒に作業している感覚が得られるはずだ。部屋のレイアウトや家具・小物も自由にカスタマイズでき、一種の箱庭アプリのようでもある。

 そして『Apple Vision Pro』版は、選択式のアバターとミュージック再生機能、ポモドーロタイマーを備えた常駐アプリだ。『Apple Vision Pro』の特性上、他のアプリなどと並列起動ができるのがポイント。伝わる人に伝わる表現としては2000年頃に登場したWindows用の常駐マスコットアプリ『伺か(うかがか)』が近いか。まだモノとしてはシンプルだが、作業用途には役立ちそうだ。

 というわけで、今後も機会があれば『Apple Vision Pro』の機能やアプリを紹介していこうと思う。なにかおもしろいアプリがあれば、筆者にこっそり教えていただければ幸いだ。

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