ホロライブがドジャースとコラボ BEAMSはVRChatに「どこでもない東京のどこか」をオープン

米球団とVTuberによるコラボに沸いた一週間

ホロライブとドジャース、夢の共演 「VTuberの活動終了」に新たな形も登場

 多角的な展開のつづく『ホロライブプロダクション』は、思わぬところとコラボを果たした。コラボ先は、ロサンゼルス・ドジャース。あの大谷翔平や山本由伸が籍を置くMLBチームだ。

【MLBコラボ】ホロライブxドジャースの夢のコラボ【#hololiveDodgers】

 企画実施日は7月5日。この日のドジャースの試合で、星街すいせい、兎田ぺこら、Gawr Guraの試合開始アナウンスやエールビデオが流れるほか、コラボドローンショー、等身大パネルの展示、7回裏の「Take Me Out to The Ball Game」歌唱に参加など、大々的なコラボが実施される見通しだ。

 メジャーリーグの試合に日本のVTuberが関わるのは、もちろん世界初だろう。「ホロライブプロダクション」が世界的存在になりつつあることを実感する。

 以前、本連載で触れた「VTuber業界で去就報告が続く」流れで、ゲーム情報サイト「インサイド」が運営してきたVTuber・インサイドちゃん三姉妹にも節目が訪れた。6月30日をもって、活動を終了することになったのだ。

 ただし、あくまで「インサイドちゃん」としての活動を終了し、7月1日以後は名前と姿を変えた上で、YouTubeやXを引き継いで活動を継続するとのことだ。企業の看板キャラクターを辞めて、個人活動へと転向する、というイメージだろうか。

 「キャラクターを譲渡された上で所属離脱」と「キャラクター譲渡不可なので活動終了」の二択が主だったVTuber業界において、「キャラクター譲渡はしないが、存在そのものは連続性を持たせる」という折衷案が登場してきたことになる。“中の人”を公表できないカルチャーゆえに、「卒業」と同時にキャリアの連続性が絶たれやすいVTuber業界において、いい塩梅の事例がひとつ出てきたと言えるかもしれない。

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