直近で発売されるゲームタイトルから、筆者が「これはチェックしておきたい」と思ったものを紹介する『今週の注目ゲームピックアップ』。大作からインディーまで、幅広く気になるタイトルを取り上げる予定なので、この記事を読んでウィッシュリストやフォローに入れておこう。

『Hookah Haze』

　秋葉原の郊外に佇むシーシャバーで紡がれるヒューマンドラマアドベンチャー『Hookah Haze』が、PC（Steam）とNintendo Switchで7月7日に発売する。

　病により先が長くないことを告げられた青年・炭木トオル。彼は医者から期間限定のシーシャバーを行うことを勧められ、店長として働くことを決めた。お客として現れた三人の女性と心を通わせていくうちに、彼女たちの本音がわかってくるというストーリーだ。

　バーやカフェのマスターとして店員をもてなしつつ、彼女たちと心を通わせていくADVとしては『Va-11 Hall-A』や『コーヒートーク』などが先行作品として挙げられる。しかし『Hookah Haze』はただのパロディで終わらず、UIやゲームデザインなどをシーシャバーに合わせ、チューンアップしている。

　お客として登場するキャラクターは三人。愛されたがりのコンカフェ店員・愛上あむ。理知的だがトラウマを抱えているショップ店員・明月院こころ。コミュニケーションが苦手な人形作家・古森くるみ。

　炭の量を調整したり、客の好みのフレーバーを用意したりしながら、彼女たちと会話を続けていこう。全体としてチルい空気が漂う本作だが、不穏な内容のイベントも予期されており、アップダウンのあるストーリーが楽しめるようだ。

　すでに体験版が配信中だ。体験版の内容は本編とは完全に独立しているので、買う予定の人もチェックしてみるのをオススメする。

『Anger Foot』

　人を蹴り飛ばすのが好きな輩のための最高にゴキゲンなシングルプレイFPS『Anger Foot』が7月12日にPC（Steam）で登場。

　本作はシット・シティという酷い名前の街で、ギャングたちをブッ飛ばしまくるゲームだ。トレーラーを見てわかる通り、左足でのキック攻撃に比重が置かれており、あらゆる障害を蹴り飛ばしまくる爽快感に満ちている。

　好みのスニーカーに履き替える楽しみもあるようだ。残念ながら日本語は用意されていないので、翻訳ソフトを使用しながら遊ぼう。

『Once Human』

　文明崩壊後の世界で生き抜くマルチプレイヤー型オープンワールド・サバイバルクラフトゲーム『Once Human』が7月10日に発売する。

　あらゆる動植物や人間が「スターダスト」という異形の生物に寄生されてしまった世界で、新人類であるプレイヤーは汚染された環境に耐え、スターダストの力を行使することができる。人類最後の希望になり、敵を倒すのだ。

　生き残るために荒野をさまようが、汚染された食べ物を口にすると最大HPや正気度が下がってしまうようだ。他にも、拠点建築や、ボスクリーチャーとの死闘、武器のカスタマイズなど、ジャンルの鉄板要素が手堅く詰まっている。

　オーソドックスなオープンワールド・サバイバルクラフトが遊びたい人は必見である。