曽祖母から受け継いだ“築200年”の巨大な廃墟復活劇 孫も驚いた明治時代のお宝も?
ある日、孫たちは曽祖母が暮らしていた“築200年の空き家”があることを聞く。というきっかけから始まったのが、「0から始める廃墟生活」というYouTubeチャンネルだ。まるで何かの映画のような始まり方だが、実際にその廃墟もかなり巨大で、物語に登場しそうな迫力がある。そもそも築200年の巨大な一軒家自体、あまりお目にかかることは少ないだろう。
今回は、そんな200年モノの廃墟がどんな進化を遂げるのか。「0から始める廃墟生活」の動画から追っていきたい。
ある夢に向かって動き出した、廃墟再生プロジェクト
舞台は長野県。104歳まで生きたという曽祖母が暮らしていた一軒家は築200年になる。曽祖母は35歳までその家に住んでいたようで、その後は甥っ子が数年前まで在住。甥っ子が亡くなってからは約7年間空き家となり、誰も足を踏み入れていなかったようだ。
そして時を経て2021年10月、孫4人がその空き家の存在を聞き、「ひい婆ちゃんの生まれ育った家をなんとか綺麗にしてあげたい」という想いから、廃墟を訪れたのだ。
最終的な目標は、古民家宿にリノベーションすること。そのために孫たちが奮闘していく様子が写しだされているのだが、DIYの経験もない素人の手で巨大な一軒家に立ち向かうのは、相当な労力がかかっていることがわかる。
まず苦労していたのが、廃墟の周りを覆うように生えている草木や竹林だ。それもそこらへんの雑草とはわけが違い、長野の圧倒的自然が家を取り囲んでいる。そのため、まずは“家に入ること”が最初の壁となる。
正直いつくじけてもおかしくないくらい大変そうなのだが、動画を通して林業のプロの視聴者が新潟から駆けつけてくれたり、地元の新聞に取り上げられたりと、YouTubeで発信しているからこその出会いや助けもあるようだ。