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ECサービスの設立が活発化 世界も注目する日本のバーチャルカルチャー

 ファッションが芽生えつつある『ホロアース』に対し、『VRChat』周辺では新規ECの動きが活発だ。

 5月20日、オカムラによる3Dデータ販売サイト『RoomieTale』がサービスインした。「企業公式のローポリゴン3Dモデル」に特化したECで、空間制作に役立つ、高品質かつ軽量な家具などの3Dモデルを、高い信頼性とともに展開していくことをねらう。現時点ではオカムラ製チェアの3Dモデルのみが販売中だが、ラインナップは今後拡充予定だという。

 北米向けに日本クリエイター製の3Dアバターを販売するマーケットプレイス・Avatownは、にわかに公式ワールドを『VRChat』に開設した。国内のメタバース特化クリエイター事務所「メタバースクリエイターズ」が手掛けた、この空間の最大の特徴は「アバター画像作成」だ。

 全身を三方向から写した三面図や、表情差分などを並べた画像など、自分のアバターを使って汎用画像素材を出力できるのだ。自身のアバターに愛着が強い『VRChat』ユーザーにとって、こうした画像素材をワールドに行くだけで作成できるのは魅力だ。公開から1日程度で訪問数が1万人を超えているところからも、注目度の高さがうかがえる。ワールドを活用したPRとしては、効果的な施策だったと言えるだろう。

 また、英国のレインダンス映画祭のXR部門『Raindance Immersive』から、今年のノミネート作品が発表された。驚くべきことに、今回は10以上ものノミネート作品が、日本の『VRChat』コミュニティ由来のものだ。

 特に、「BEST LIVE SHOW」部門は全てが日本VRChatコミュニティ発のもの。つまり、今回確実に日本からアワード受賞が出てくるということになる。いまや、日本の『VRChat』カルチャーは、メタバース業界において世界をリードするものになっているといえるだろう。

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