ビジネスマンの神アイテム! 「録音」「文字起こし」「要約」がワンタッチのChatGPT搭載のAIレコーダー『PLAUD NOTE』徹底レビュー

話題の“AIレコーダー”徹底レビュー

生産性を高める「文字起こし」「要約」「マインドマップ」機能

 ガジェット的な使い勝手も非常に高いが、さらに真価を発揮するのが録音後のアプリでの処理だ。専用アプリ(iOS、Android両対応)をスマホに入れて、Bluetoothと連動させると録音したデータを基に「文字起こし」「要約」「マインドマップ」が自動作成できるようになる。

 文字起こしはOpenAIのWhisper対応でかなりの高精度。今回は新製品発表会での解説を録音して取り込んでみたが、漢字・カナ・和製英語混じりの内容もしっかりとテキスト化してくれた。音声内容から判断して自動でタイトルやタグ分けまでしてくれ、後で音声データと合わせてチェックすることもでき、タイトルや内容に修正を入れることも可能だ。

 「要約」機能では録音内容からポイントを抽出し、どんな話をしたのかを細かく纏めてくれる。長時間のセミナーや複数が登壇する発表会などは話が飛んでしまい、後でポイントを纏めるのに手間がかかることもあるが、これがあると整理に手間取らず非常にありがたい機能だった。ビジネスマンなら求められる、各種会議の議事録や商談後の振り返りなど活用シーンは幅広いだろう。

 また今回、筆者が圧倒的に便利だと思ったのが「マインドマップ」。録音内容を俯瞰的にまとめ、どんなテーマだったのかをツリー状に表示してくれる。さっと視認できるので、今後の企画を考える際のヒントの助けとなったりする。また報告は概要だけ分かれば良いという上長に向けて送るなど、色々と応用が効く機能。スピードと視認性を求める人にはうってつけだ。

 これらのデータはGoogle Cloudと連携して保存できるので一元管理などでも便利。しかしながら、クラウド対応だとセキュリティ面が気になる......というユーザーもいるだろう。その辺はご安心あれ。録音データは製品本体のみに保存され、ユーザー判断により文字起こしや要約をする場合のみ暗号化されてGoogle Cloud上に保存される仕組み。

 情報の盗難や紛失から防ぐことはもちろん、管理者側も覗き見ることはできない。文字起こしや要約の際に使用されるwhisperおよびChatGPTにおいても、データに関連する一切の個人情報は紐づけられず、また公式に定められているセキュリティーポリシーに則り、内容自体が無断で取得され学習に利用されることもないという徹底ぶりだ。

専属の秘書&通訳がいるかのような圧倒的な能力

 ほかにも試してみたが、体感としてはよほどの専門用語でない限りは文字起こしも可能で、57カ国語対応と日本語以外の言語が混じったセミナーにも対応してくれた。

 文字起こしや議事録作成の手間がカットされることで生産性もぐっとアップ、後でポイントを把握することで将来の仕事のヒントも生み出してくれる。もはやレコーダーの域を超え、自分専用の秘書&通訳がこのコンパクトなガジェットの中にいるかのように感じるほどだ。プロダクト&デザイン・使い勝手・「要約」などの圧倒的な機能とレコーダーの完成形とすら思える『PLAUD NOTE』は2024年のビジネススシーンに必携だ。

■商品情報
jp.plaud.ai

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