ビジネスマンの神アイテム! 「録音」「文字起こし」「要約」がワンタッチのChatGPT搭載のAIレコーダー『PLAUD NOTE』徹底レビュー

 ビジネスマンが毎日のように接する会議・商談・セミナー。その際には発言を録音したり、後で文字に起こすという人も多いだろう。筆者のような編集職だと、新製品発表会やインタビューなどで「録音」「テキスト化」「要点の纏め」という作業は欠かせない。かつては文字通り録音したカセットから「テープ起こし」なんて言葉があったように、原稿を書く際にまずは音声を文字化することもあったが、これが意外と時間がとられる作業。長年、この作業から解放されたい......と思っていたのだが、ついにそんな夢みたいなアイテムが登場した。

 それがアメリカのNicebuild社が開発した『PLAUD NOTE(プラウドノート)』だ。AIを搭載したレコーダーでワンタッチで「録音」。後はアプリと連動して「テキスト化」から「要点纏め」までを自動で行ってくれるという優れモノだ。既に海外で発売されて大好評だったが、ついに日本にも初上陸。リアルサウンドテック編集部では気になるその実力をレビューしてみた。

圧倒的に「薄くて軽い」。デザイン的にも秀逸なガジェット

 さて、実際に編集部に届いた『PLAUD NOTE』を見てみよう。箱を開けると、本体とMagSafeケースなど各種付属品が梱包されている。本体の第一印象はとにかく「薄い!」ということ。横5.41cm×縦8.56cmと交通系カード程のサイズで、厚みは僅か0.29cm。重量は30gと超コンパクトサイズだ。

 カバンの隙間に胸ポケットにとスルッと入れて、いつでもどこでも持ち運べる可搬性の高さが魅力。薄いと耐久性は大丈夫なのかと不安になりそうだが、素材はアルミ合金製で天板にはデザインを兼ねたリブ加工が施されているなど、耐久面も考慮された設計。内部には64GBメモリが内蔵されており、最大480時間分の録音が可能だ。

 箱には付属品としてスマホに装着できるMagSafeケース(MagSafe非対応機種にはリング)も同梱されており、後述する通話シーンなどで『PLAUD NOTE』を活用することが可能となる。充電用の専用端子は背面からおこなう。フル充電したら約30時間、待機時間は約60日とバッテリー持ちもいいので頻繁に充電しなくても大丈夫だ。なお、専用端子はUSB対応で充電だけでなく、PCへのデータ転送も可能となっている。

ワンタッチ録音で会議でも通話でも即対応!

 さて、実際に使用シーンについてだが、録音する際はカード上部にあるスライドボタンで(通常モード、通話モード)かを選び、丸ボタンを1秒長押しするだけでスタートと極めて簡単。胸ポケットに入れておいて、会議やセミナーの際にさっと取り出して手軽に録音できる。マイクには2つのハイエンドマイク「Knowles Sisonic™️」を搭載しており、最大1536kbpsのHi-Fiサウンドでクリアに録音してくれる。

 また、ビジネスは常在戦場。会議室だけでなく、出先でいきなりクライアントから電話がかかってきて商談というシーンもあるだろう。そんな時には通話モードに切り替えて録音するだけだ。MagSafeケースを使えば安定したグリップで長時間の通話でも問題なしだ。また、録音の状況に応じてAIノイズキャンセル機能を使用すれば最適な状態で音声の再生が可能なのが嬉しい。

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