コンカフェ嬢の意外な私服が明らかに 「私服抜き打ちチェック」はTikTokでなぜ人気?
コンカフェ嬢、キャバ嬢の私服を見比べてみる
私服チェックでは、キャバ嬢とコンカフェ嬢の流行りのブランドの違いがわかるのも、興味深い点だ。年齢層はそこまで違わないが、服やブランドの好み、私服の捉え方、金銭感覚などが大きく違い、それぞれのトレンドが反映される。
北新地にあるキャバクラ「CLUB RAISE」でも、人気キャストたちの抜き打ち私服チェックが行われている。動画を見てみると、キャバ嬢のなかでも1年未満のキャストはブランド物を取り入れるとしてもバッグ程度で、一般の会社員と大きくは変わらない印象だ。一方で歴の長いキャストは、ハイブランドのジュエリーやコートなどを身にまとっていることが多い。また、DiorやLOUIS VUITTON、CHANELなどのブランドがとくに人気で、そこにZARAやSNIDELなどの手に取りやすい価格帯のものを合わせるなど、キャバ嬢のなかで組み合わせから、コーディネートのパターンを知ることができる。
キャバ嬢とコンカフェ嬢の私服の考え方の違いとして、同伴やアフターがあるかどうかが大きく関係していそうだ。キャバ嬢は同伴やアフターで食事に出かけることが多いため、私服もある意味、仕事と切り離せないものというプロ意識を感じる。それと比較してコンカフェ嬢はより“普通の女の子”という位置づけで、私服にその日の気分や個性が現れやすいのではないだろうか。
少しトーンは異なるが、よしもと漫才劇場チャンネルでもお笑い芸人の抜き打ち私服チェックを行っている。より個性的でポップな私服の人が多かったり、先輩からのお下がりの服を着ていたりと、掘りがいのあるまた違った一面を見ることができる。
普段コンカフェやキャバクラに行かない、アイドルやお笑いに興味がない、という人もこういった視点で動画を見てみると、業界の特徴や働いている人のキャラクターが垣間見えて面白いのではないだろうか。