あの人のゲームヒストリー 第二七回:佐々木舞香&齋藤樹愛羅
家族との『マリオ』から睡眠を忘れた『ゼルダTotK』まで =LOVE 佐々木舞香&齋藤樹愛羅が語る“ゲーム愛”
ゲーム好きの著名人・文化人にインタビューし、ゲーム遍歴や、ゲームから受けた影響などを聞く連載“あの人のゲームヒストリー”。今回話を聞いたのは、=LOVEの佐々木舞香と齋藤樹愛羅だ。
2人がレギュラー出演する『アイ=ラブ!げーみんぐ ~○○さんがオンラインになりました~』(テレビ朝日系)は、10月で番組放送開始から1周年を迎える。同番組は、アインシュタインの稲田直樹、河井ゆずる、イコラブから佐々木、齋藤に毎回もう一人ゲストメンバーを加え、あらゆるゲームの魅力を紹介し、視聴者と一緒にゲーム愛を深める、土曜深夜放送のゲームトークバラエティ。
8月8日には『テレビ朝日・六本木ヒルズ SUMMER STATION 2023』の特設ステージにて、公開収録を兼ねた初の番組イベントが開催された。ゲストにイコラブから大谷映美里、髙松瞳、野口衣織を迎え、『PowerWash Simulator』『原神』『Call of Duty: Mobile』の3つのゲームをプレイ。特に『Call of Duty: Mobile』では、会場に集まったファンも参加しての100人でのバトルロイヤル対決が実現した。以前の放送でも、対決企画で勝利していた齋藤を99人で倒しに行く白熱バトルの末に、会場のファンが見事キルに成功。佐々木にも初めてキルされた齋藤は結果として2連敗を喫する形となってしまったが、今回の100人対決は齋藤自身が番組の中でプレゼンした念願の企画でもあった。
今回は番組収録後の佐々木と齋藤をスタジオで取材。家では寝る時間も惜しんで黙々とゲームをプレイすることもある佐々木と『スプラトゥーン』などストレス発散にゲームをやることが多いという齋藤。年齢も少し離れている2人だが、そのゲーム遍歴には不思議と共通したタイトルが並ぶ。『アイ=ラブ!げーみんぐ』の1年間の振り返りでは、プロデューサー・演出を手がける前田健太郎氏が「番組的にもあれはターニングポイント」だったと振り返る伝説の回、「おい! 齋藤」について迫った。撮影では気づけば佐々木から齋藤へと手をつないでいるほどに、終始、和気あいあいとしたインタビューとなった。(渡辺彰浩)
ゲームの原点は『マリオ』と『たまごっち』
――お2人が初めてプレイしたゲームはどの作品でしたか?
齋藤樹愛羅(以下、齋藤):私は、幼稚園の年長のころにやっていた『New スーパーマリオブラザーズ Wii』かな。お母さんもお父さんもゲームが大好きで、最初は2人がクッパと戦っているのをただ見ていたのを覚えています。「やりたい!」って言ってもやらせてもらえなかったんですが、大きくなってからは妹と4人で『スーパーマリオブラザーズ』とか『マリオパーティー』でワイワイ楽しめたのがうれしかったです。
――『スーパーマリオブラザーズ』はみんなでプレイできるんですよね。
齋藤:4人まで一緒にプレイできたので、お父さんがお休みの日に家族みんなでやっていました。私は下手くそだったから上手くできなくて。「妹には負けない!」っていう思いが今でもたまに出てきちゃって、勝負事になると人が変わるようになってしまいました……。
――負けず嫌いなところは、また後ほど聞かせてください。佐々木さんもWiiはやってましたか?
佐々木:やってましたね。私は兄弟が4人いて、みんなでやってました。『Wii Sports』と『スーパーマリオブラザーズ』もやってたし。『Wii Party』が好きだったんですよ。
齋藤:『Wii Sports』は私もやってた。2年前ぐらいにも弟と妹とやって、「画質悪っ!」って言って(笑)。
佐々木:今が綺麗すぎるんだよね(笑)。
齋藤:それでもすごく楽しかった。
――佐々木さんが最初にやったゲームは何でしたか?
佐々木:私の最初は、ニンテンドーDSだと思います。私も『New スーパーマリオブラザーズ』とか、あとは『たまごっちのプチプチおみせっち』。
齋藤:めっちゃやってた!
佐々木:やってたよね!
齋藤:あれが一番ハマったくらい。
佐々木:『たまごっち』が本当に大好き。ソフトはほぼ全部持ってたくらい。
齋藤:いろんなシリーズがあったよね。
佐々木:“おみせ”を自分たちで大きくしていくんです。“ケーキやさん”とか“おはなやさん”とか“ガソリンスタンドやさん”とかね。
齋藤:懐かしい! どんどんお客さんが来て。
佐々木:その通りにできないとお客さんが怒って帰っちゃったりとか。
齋藤:そうだ! 私はすぐ間違えて怒らせちゃってた……。