ニューヨーク、過去10年分の給与明細を赤裸々公開 “ジリ貧時代”に嘆き「今の若手の方が絶対もらってる」
お笑いコンビのニューヨークが9月4日にYouTubeチャンネルを更新。過去にもらった給与明細の内容を赤裸々に明かした。
動画の冒頭で屋敷裕政は「芸人の習性なのか、給与明細を取っています。僕は10年以上分ありました」「そこで昔の給与明細を見ていきたいと思います」と企画の趣旨を説明。相方の嶋佐和也は「芸人だから取っているんだろうね。けど、なんでなんだろうな?」と不思議がっていた。
嶋佐がまず公開したのが2011年8月の給与明細。そこには「前売り券 チケットよしもと U-13」と記載され「2000円(実際の振り込み額は1800円)」振り込まれていたそうだ。嶋佐は「若手も若手のライブでまぁまぁちゃんとくれてるな」と振り返りつつ、「この月の給料はこれだけ……!」と明かした。屋敷は「俺らこれしか仕事してないの!?」と驚いていたが、その後も2011年11月の給与は「差引支給額9900円(ライブ5本の総額)」。一般的にこの金額のみで成人男性が1ヶ月暮らすのはなかなか難しい。嶋佐は「俺らまぁまぁエリートって言われてたよな……」「今の若手の方が絶対もらってるよ」などと嘆いていた。
3年目の始まりとなる2012年5月も「総支給額が1809円」とジリ貧状態が続く。屋敷は「もう(芸人)辞めろよ!」と過去の自分たちにツッコミを入れ、嶋佐も「なんでエリートみたいな雰囲気出してたの」とコメント。屋敷は「同期の中ではニューヨークええ方やったよな? お前(嶋佐)のだけじゃないの?」と信じられない様子だった。
しかし翌月の6月に初めて1万円を超える給与明細が。「18360円」だったようだ。半分以上は『オンバト+』(NHK総合)のギャラだったようで屋敷は「NHKありがたいな(笑)」と振り返りつつ、「給料ってまとまって入るんですよ。だから月によっては多かったり、少なかったりっていうのはある」と芸人の給与事情についても説明していた。
2010年に結成し、2015年には『ABCお笑いグランプリ』(朝日放送テレビ)で決勝に進出したニューヨーク。今では、数々のテレビ番組に出演するなど、順風満帆なイメージのある彼らだが、給与明細を振り返ると、苦労を重ねてきたことがわかってきた。屋敷は「10万円って全然超えへんなぁ……」とつぶやいていたが、今回の動画によると、初めて10万円を超えたのが2013年11月。4年目で悲願の10万円超えを経験して、嶋佐は「当時めっちゃテンション上がっていた」と振り返った。
2015年6月は『ABCお笑いグランプリ』のギャラが振り込まれた月で、ほかにもいくつか著名な番組がラインナップされていた。支給額は「17万4072円」と明かした。2015年7月には初めて20万円(約22万円)を突破していた。
人気芸人のお金にまつわる話は気になる人も多いはず。それに応えるかのように、こういった赤裸々な企画を打ち出しつつ、しっかりエンターテイメントに昇華させるのがニューヨークの持ち味。ただ、こうして過去の給与を笑い話にできるのも、正しい努力を積み重ね、現在の成功した姿があるからだ。
そんなニューヨークの苦労の歴史を知って、コメント欄には「芸人辞めないでくれてありがとう」「ここまで続けてくれてありがとうね」など感謝の言葉が並んでいた。
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