連載:カップルYouTubeクリエイターと○○(第五回)

家事をやったことをあえて相手にアピール? ともかほちゃんねると考える“名もなき家事との付き合い方”

 誰にとってもYouTubeはもはや手放せない存在だ。多種多様なYouTubeクリエイターが人気を集めるなか、男女の恋模様を動画にして共有する“カップルYouTubeクリエイター”というジャンルも盛り上がりを見せている。リアルな男女の恋愛の様子から、友達のような関係のビジネスカップルまで、まるで友達の恋愛談を聞くような感覚で楽しめるカップルチャンネルは、若い世代を中心に人気を博している。

 普通の大学生と会社員だったカップルから、登録者数25万人を誇る人気クリエイターへと転身した「ともかほちゃんねる」が、自らカップルYouTubeクリエイターにまつわるアレコレを語るエッセイ連載『カップルYouTubeクリエイターと○○』をスタートした。(2023年8月25日時点)

 ルーティン・料理・旅行・同棲の悩みなど、生活感に溢れた同棲カップルの日常コンテンツを中心に投稿し、その等身大の姿が視聴者からも共感を集めている2人は、カップルYouTubeクリエイターをどのように考えているのか。第五回は、現在は夫婦であり、同棲期間を含めると6年間一緒に暮らしている2人に「“名もなき家事”について」というテーマを投げかけてみた。

家事分担を避けていたら動画撮影に支障が

かほ:同棲期間も含めると約6年、私たちは家事の分担をしていませんでした。でもそうすると、ずっと部屋が片づかなくて。しかも、かなり乱雑になった状態になってから片づけるので、掃除をするときは常に大掃除みたいな感じで、ものすごく大変なんです。それに、部屋が汚くなると気持ちが落ち込むし、イラっとしやすくなってケンカが増えます。

ともや:自宅で動画を撮影したいと思っても、すぐに撮れないというのも問題でした。部屋が汚いと、“この画角だと背景が散らかっているから、こっちから撮らなきゃ”とか、仕事の進行に影響が出るので、家事をきちんと分担しようということになりました。

かほ:今年の7月末に、2時間ぐらいかけて話し合いました。まず、ふたりで思いつく家事をバーッと書き出して、それをドラフト形式で「これは自分がやる」と手を挙げていきました。どちらかに比重がかかりすぎないように、それぞれの家事がどれくらいの負担になるかを話し合いながら、「これは私がやるから、これはともやがやってよ」という感じで分担していったんです。ただ、それまでも私のほうがよくやっている家事、ともやのほうがよくやっている家事というのがなんとなくあったので、それを考慮して決めるようにしました。いまは、基本的にともやが皿洗いや洗濯、ロボット掃除機を回すといった“ザ・家事”担当で、私がキッチンのコンロの掃除や、洗濯機の周りのホコリを掃除するような細かいこと担当です。それを、「今日はトイレ掃除の日」「今日は洗面所掃除の日」というように曜日ごとにわけてやっています。

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