『シャッフルアイランド Season4』7話ーー微妙なキスを許すのは、愛が芽生えたから? 圧倒的モテ女子・ののこの気持ちが傾いた相手は……

『シャッフルアイランド Season4』8話

会えない時間に育まれた恋。「気持ちが強くなった」ペアは?

 今回のシャッフルで移動したのは、よしみつ(木村吉光)とかつと(竹内克斗)。よしみつは、一目惚れしたののこ(高橋野乃子)への気持ちを確かめるために。かつとは、離ればなれになってしまっていたくららを迎えに行くために、それぞれシャッフルに立候補した。

 『シャッフルアイランド』を見るたび思わされるのが、“会えない時間”の大切さ。好きな人ができると、毎日のように一緒にいたくなるし、片時も離れたくなくなるもの。でも、ちょっと離れてひとりになってみると、自分の気持ちとじっくり向き合うことができる。時間を置いただけで薄まってしまうような想いなら、それは“運命”ではなかったということ。

 そう考えると、かつととくららは運命の相手だったのだろう。かつとは、「(会えない時間に)気持ちが強くなった」と話していた。一方のくららも、離れる前は迷いがあったようだが、会えなくなってみて彼の存在の大きさに気付いたらしい。あの時、勢いのままに突き進まず、一度立ち止まってみたからこそ、“この恋を大事にしたい”という想いが、強くなったのではないだろうか。

モテ女子・ののこをめぐる三つ巴はどうなる?

 Island BLUEで繰り広げられているモテ女子・ののこ(高橋野乃子)をめぐる恋のバトル。たいゆう(大石大祐)とれん(加藤怜)の戦いのなかに、よしみつまで入ってきて、なんだかもう飽和状態だ。

 現状、ののこのなかでいちばん存在が大きいのは、たいゆうだろう。そもそも、この2人は初日から離れることなくずっと一緒に過ごしてきた。会えないからこそ生まれる恋を検証している番組のなかで、会う時間が長いからこそ芽生えた恋。この形の“運命”も、大事にしてほしい気持ちもある。

 ただ、最終日直前になって、「一目惚れしたから」と島を移動してきたよしみつの男気も、評価してほしいところ。そもそも、よしみつはIsland PINKでりかといい雰囲気だったため、あのままいったら最終日でカップル成立していたはずだ。その安定を投げ出し、リスクを背負ってまでののこに会いにきたよしみつ。ピラティスインストラクターのののこと、プロボクサーのよしみつは、旅を終えたあとの恋愛もうまくいきそうだ。

 そして、ののこの気持ちがいちばん離れてしまっているれん。彼に、たいゆうへの想いを伝えたということは、れん×ののこが成立する可能性は限りなく低いだろう。ただ、れんはりのの小悪魔アピールにもなびくことなく、真摯にののこと向き合い続けてきた。そのまっすぐさがあれば、きっとこれから幸せな恋をつかむことができると思う。

 ちなみに筆者は、最終的にたいゆうが選ばれるような気がしている。よしみつからの猛アプローチにほだされて……という可能性もなきにしもあらずだが、とにかくののこからたいゆうへの愛は強固なのだ。たいゆうが変なタイミングでキスをしてしまっても、好きの気持ちはなくならない。あのキスを許すのは、相当な愛を持っていないとできないはず。最終日の男性限定シャッフルの結果次第だが、現状優勢なのはたいゆうだろうか。

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