『バチェラー・ジャパン』S5・9~10話ーー最後のローズを受け取ったのは? “シリーズ史上最高の大恋愛”がついに完結

『バチェラー・ジャパン』S5・9~10話

だが、最後のローズセレモニーで長谷川が呼んだのは大内の名前。西山は最後の最後まで涙は流さなかった。晴れやかな笑顔で「すごく残念。やけど、私は大丈夫です」と伝え、長谷川の元を去っていく。その、いつ何時も失われぬしなやかな強さはきっと長谷川を支えてくれるものであっただろう。では、なぜ長谷川は彼女ではなく、大内を選んだのか。その理由は、「この人のために生きていきたいとか、幸せにしたいとか、守ってあげたいって思えるのは悠里が初めてです」という長谷川の言葉に詰まっている。

 大内は涙もろく、弱い部分もたくさん持っている女性だ。それでも彼女はこれまでの人生、自分の力で自分の道を切り開いてきた。常に“終わり”を意識しながら過ごしてきたという長谷川との時間でも、その時々の気持ちをちゃんと言葉にして伝えてきた大内。長谷川が彼女に惹かれたのは、そういう弱さから生まれる強さなのではないだろうか。

 これまでの恋愛と同じように、スムーズに結婚までいきそうな相手との交際に進むか。それとも、今までに出会ったことのないような相手との大恋愛を経験するか。その2択で迷った末に後者を選んだことを「アフターファイナルローズ」で明かした長谷川。もしかしたら結婚を望む彼がその選択を下したことに納得がいかない人もいるかもしれない。本当に結婚したいなら、変にかっこつけなくても良い相手を選ぶのがベストだと。だけど、燃え上がるような恋を経てお互いを知り、少しずつ結婚へと向かっていくことはできる。実際に長谷川と大内は遠距離恋愛ながら月の半分を共に過ごし、喧嘩もしながら関係性を深めている様子。最後は長谷川の両親、そして大内の母親が登場し、そこで2人の正式な婚約が発表された。その場にいる全員から祝福を受けながら、大内に改めて婚約指輪を渡した長谷川。を見せていただいた」とスタジオメンバーの今田耕司が語った今回の旅は、最高の結末で幕を閉じた。選ばれる立場から選ぶ立場に変わったことで成長を遂げた長谷川と、見事に彼の心を射止めた大内のこれからの幸せを願いながら、『バチェラー・ジャパン』シリーズの今後の展開も引き続き追っていきたい。

画像=(C)2023 Warner Bros. International Television Production Limited

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