巨人の球団チアリーダーが赤裸々に語る「仕事の裏側」 現役で居続けるための過酷な試練とは

巨人の球団チアリーダーが語る「仕事の裏側」

 2022年に一大ムーブメントを巻き起こした“きつねダンス”をきっかけに、日本プロ野球の球団のチアリーダーという仕事が注目されるようになった。プロ野球は選手にフォーカスに当たる場面が多く、チアリーダーは裏方的な立ち位置だ。それ故にどんな仕事をしているのか謎が多い。2023年7月23、25日、横浜ベイスターズ(現横浜DeNAベイスターズ)や中日ドラゴンズなどで活躍した谷繫元信氏のYouTubeチャンネル『谷繁ベースボールチャンネル』に、巨人の専属チアリーダー・VENUSの伊藤るうなさんと矢作明子さんが登場。日本プロ野球の球団のチアリーダーというベールに包まれた仕事の内情などを語った。

【GIANTS VENUS】球団チアの仕事に谷繁が迫る…。野球場の魅力ここにあり。

 まず試合当日のスケジュールとしては、その日に踊る予定のダンスの練習や球団OBの解説付きの練習見学ツアーの案内、開場時の入場ゲートでの出迎え、試合開始直前でのパフォーマンスなど、プレイボール前からいろいろな業務に取り組んでいるようだ。また、試合中は、イニング間にグラウンドに出てきてプレゼントが入ったバズーカ砲を撃ったり、7回に流れる球団歌『巨人軍の歌-闘魂こめて-』に合わせて踊ったりするなど目まぐるしい仕事量をこなしている。試合終了後にもグラウンドでのリハーサルや反省会など、やることは多く、帰宅時間が遅くなることは珍しくないと語った。

 また、ダンスの話題になった際、オーディション時にはダンス未経験だった人がVENUSに加入したことが明かされた。谷繁氏は「どうやってオーディション受かるの?」と驚愕するが、矢作さんは「ダンスも見ている部分はあるんですけど、ダンスよりも熱い思いだったりとか個人の特性を見てくださっていて」と回答。これに谷繫氏は「ダンス未経験の子があそこまでできるの?」と驚きを隠せない様子だった。

 明るい話題だけではなく、球団チアの“契約更新”にも触れる。VENUSは1年契約のためVENUSであり続けるためには毎年オーディションに受かる必要があるという。新メンバーと現メンバーのオーディションは別々で行われ、新メンバーのオーディションに今年は500人くらい受けに来たとのことだ。そのなかから選ばれるのは10人程度。選手同様にチアリーダーとしてグラウンドに立っている人達も、選ばれし精鋭と言って良いのかもしれない。

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