先日、Twitterのサービス名を「X」に変更すると発表したイーロン・マスク。もともと、Twitterのサービス運営元自体はTwitter社の買収時にX社へと引き継がれていたが、今回の変更がおこなわれれば「Twitter」の名前は過去のものとなる。

　昨年BUISNESS INSIDERが報じたように、そもそも同氏の狙いは「X」を「WeChat」などのような“スーパーアプリ化”することだと見られている。国内で利用されているアプリでいえば『LINE』などが近いだろうか。TwitterなどのSNS機能・PayPalなどの決済機能にくわえて銀行などの金融機能などを内包した統合型のアプリを産み出そうとしているのだ。

　スーパーアプリ化した際に動画サービスも展開されるなら名称は「Xvideos」になるのではないか、Twitterの日本法人であるTwitter Japan社は「X JAPAN」になるのではないかなど、Twitterでは今回の名称変更をめぐってさまざまな話題が飛び交っている。

　X JAPANのメンバー・YOSHIKIもこれに反応しており「#XJAPAN 商標登録してあると思うけどなー」とツイートしている。編集部が特許情報プラットフォームのJ-Platpatで確認したところ、たしかに「X JAPAN」は株式会社ジャパンミュージックエージェンシー（X JAPANの所属レーベル会社）によって商標登録がされていた。

　先日約4ヶ月ぶりに稼働した、日の丸をモチーフにした赤いアイコンが目立つTwitter Japan公式アカウント。もしも「X JAPAN」に名称を変更するとなれば、ユーザーは否応なしに「紅」をイメージするだろう。この記事を執筆している段階で「x.com」からのリダイレクトが始まり、記事の掲載作業をしているさなかにはTwitterの「青い鳥」のロゴが「X」に変わってしまった。今後ドメインや名称の表示がどうなっていくのか、注視したい。