2023年6月18日、ドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』（フジテレビ系）にて、ある夫婦が注目された。夫の掛村祐介さんと、妻の詠心（えいしん）さん夫婦だ。2人は都内のシェアハウスで出会い、5年前に結婚。『ザ・ノンフィクション』では、台湾出身である詠心さんが故郷に帰りたいという想いを持っていることから、2人が今後どのような人生を歩んでいくのかを追っていた。

　夫の祐介は、「掛村VIDEO」というYouTubeチャンネルを運営している。2008年12月にチャンネルを開設し、現在登録者数は3万人を突破した。

　『ザ・ノンフィクション』では2人が台湾への移住を決断するまでの様子にフォーカスが当たっていたが、2023年2月21日にはYouTubeチャンネル内で「【台湾移住】34歳無職が台湾に移住して生きていけるのか？【有cc中字」という動画を公開。動画では、日本での生活を終え、台湾に移住したあとの掛村の様子が収められている。

　祐介が買い物に来た台湾のスーパーでは、国産の食品が安く、酪農業が盛んではないため牛乳の価格が高い。また、酒税が日本の半分ほどということもあり、ビールも低価格で販売されている。

　その後、台北の屋台でルーローハンを味わう様子や、日本人と台湾人の交流会イベントに参加したりなど、現地特有の体験を通して“台湾”という国を感じている祐介の姿が撮影されている。

　このように「掛村VIDEO」では、現地で生活を送っているからこそ知る、リアルな台湾の様子が発信されているのだ。

　祐介は日本で勤務していた会社員を退職し、34歳無職という状態で台湾に移住した。そのため、現在はスーパーで買い物をしたり、ジムに通ったり、家事をこなす専業主夫としての日々を送っている。

　現在、祐介は台湾での就職活動に奮闘しながら、YouTube活動を行っている。異国の地でゼロから新たな人生の幕を開けた「掛村VIDEO」から、今後も目が離せない。