Appleが米国時間6月5日（日本時間6月6日）に開催している開発者向けイベント『WWDC（Worldwide Developers Conference：世界開発者会議）2023』に、ゲームクリエイターの小島秀夫が登場。人気ゲーム『DEATH STRANDING』のディレクターズカット版『DEATH STRANDING DIRECTOR'S CUT』をMac向けに移植することを発表した。

　小島が『WWDC2023』に登場したのは、新たなMac OS「Sonoma」を発表中のこと。GameModeの進化が語られるなか、小島はコジマプロダクションの代表として「僕とチームの手がけた作品をMacでお届けするのは夢でした」と語り、Mac向けの『DEATH STRANDING DIRECTOR'S CUT』を2023年末にリリースすると明かした。

　小島によると、同作は「Apple最新のテクノロジーを活かした高精度なグラフィックやレンダリングが施されている」そうで、進化したMacOSの強みも存分に活かされているという。

　また、小島の口からは「今後のコジマプロダクションがお届けするタイトルについても、Appleのプラットフォームへ積極的に展開する」ことも併せて明かされた。

　ここまでMac StudioやMac Pro、新型のiOS、iPad OS、Mac OS、WatchOSなどが発表されている『WWDC』だが、ゲーム業界的にはひとつの“事件”といえる小島の登壇とアナウンスは、この先どのような反響を伴い、ゲームクリエイターのAppleプラットフォーム参入を促すのか、とても楽しみだ。