圧倒的なスタイリッシュさと機能性。薄型軽量で使いやすいノートPC『ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304VA』徹底レビュー!

『Zenbook S 13 OLED』徹底レビュー!

物理的にも気持ち的にも、持ち出したくなる軽量っぷり

 『ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304VA』の持ち味は、とにかく薄くて軽い点。リモートワークの浸透もあって、いまや場所を選ばず仕事をこなすスタイルが増えてきているが、もはや“仕事環境そのもの”であるノートPCの持ち出しやすさは生産性に直結するといっても良いだろう。薄さと軽さの恩恵は圧倒的だ。

 実際にカフェなどに持ち出して作業をしてみたが、なんと使いやすいことか。PCを取り出すにしても「どっこいしょ」という感じがなく、なんというかサラッと取り出せてしまうのだ。物理的な軽さだけではなく本体のデザインや持ち心地、材質なども影響していると思われる。

 このようにトートバッグにもサッとしまいこめる。筆者はノートPC用スリーブを使わない派なのだが、『ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304VA』は米国軍用のMIL規格基準に準拠(MIL-STD 810H適合モデル)しており、堅牢性や耐久性も折り紙付き。持ち運びが多い人にとってはありがたい。

 実際の作業に関しては、こちらもストレスフリー。タイピングしてもキーボードがたわむことはなく、トラックパッドのサイズや操作感も良好。インターフェースはこんなに薄いのにもかかわらずThunderbolt 4(USB Type-C)が2口、USB 3.2(USB Type-A)が1口、HDMI端子が1口、そしてヘッドホン端子を搭載している。バッテリー時間は約14.1時間もあり、見た目以上にタフネスだ(充電時間は約1.9時間)。

 屋外での作業がしやすかったのはディスプレイが見やすかったおかげだろう。ベゼルが非常に狭く、画面端までたっぷり使える。色に関してはデジタルシネマ向けの規格の1つであるDCI-P3を100%カバーしており、発色も極めて鮮やかだ。

 肝心のスペックについてだが、『ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304VA』はCore i5-1335UとCore i71335Uの2モデルがある。どちらのモデルもインテルが定めるEVOプラットフォームに準拠、すなわち「このPCは快適に使えますよ」というお墨付きがある。事実、スリープからの復帰や複数アプリ間の移動もスピーディだった。

 試しにオンラインゲームの定番である『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ』のベンチマークを行ってみた。このPCはゲーミング用途ではないためオンボードGPUとなるが、それでもフルHD画質なら「やや快適」との評価が出た。Steamのインディーズゲームなどを動かすには充分な性能だろう。

場所を選ばず作業ができる全能感と

 「薄くて軽い」は、ノートPCにおいて誰もが求める要素だ。だが、かといってそれ以外の要素をおざなりにしていいわけではない。そう考えたときの『ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304VA』の持ち味は機能性はもちろん、やはり考え抜かれたデザインにあるのではと感じた。

 軽くて薄い=物理的な持ち出しやすさだとすれば、デザイン的な評価の高さ=精神的な持ち出しやすさに繋がる。つまりは「コレが好きだから常に持っておきたい」という感情だ。ここでいうデザインとは見た目だけではなく使い心地なども含めたものだが、『ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304VA』の使い心地はまさしく「このPC、好き」といえるものだった。

 好きなものは持っておきたくなるのが人間心理というものだ。ノートPCは仕事や学校において欠かせない、ある意味で実用品な面も強いが、『ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304VA』はノートPCをその存在からインテリア的な嗜好品へと変えてくれるはずだ。好きなPCを使えば、作業効率も満足感も大きく違ってくるのだから。

○参考情報

ASUS Zenbook S 13 OLED UX5304VAシリーズ
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