山下穂尊のリアルプロダクト体験記 第2回(Scene2)

山下穂尊が使っている・気になる最新のキャンピングカーとは?(キャブコン・キャンピングカー編)

 さぁ、いよいよ日本市場におけるいわゆる「キャンピングカー」の気になった車種をピックアップしていきます。まずはせっかくなので僕も使用している「キャブコン」種から紹介していきたいと思います。今回はまずこちら。

ANNEX『LIBERTY52SP』

 まさにTheキャブコンです。たまに街を走っているのを見るとき気になるのが上部スペースに点在する窓たち。キャブコンであの位置に窓があるのはスタイリッシュであまり見かけないんですよね。二階バンクベッド上にも窓があってよりスタイリッシュになっております。

 あとは、キャブコンユーザーならお分かりになると思いますがエントランスの位置です。フロントエントランスか、リアエントランスかで室内の間取りがかなり変わってきます。うちのキャブコンはリアエントランスになるので、この車種とは違っていて。フロントエントランスの何よりいいところはリアサイドに常設のベッドが配置できること! これはわたくし、ある意味でひとつの憧れです。

 こちら、いわゆるダイニングテーブル、キャンピングカーだとダイネット、なんて言いますが。お酒を飲むような方だとよりわかると思いますが。車中泊や、キャンプでちょっと雨なんか降ってきて室内で飲み直すとき、リア常設ベッドがあればダイネットを片付けなくてもそのままゴロンと睡眠できちゃう。このメリットはかなり大きいです。

 もちろん、子どもが大好きなキャブコンの定番「バンクベット」(運転席上部のリーゼントみたいな所に収納されているベッド)もあるんですが。バンクベッドは、子どもに比べると大人の「よっこいしょ」感は否めません。リアエントランスだとダイネットの広さはとても取れるんですが、実際に何人かで泊まろうとすると、ダイネットをベット展開せざるを得ない。その点、フロントエントランスからのリア常設ベッドに憧れている次第です。

さて、続きましてこちらも憧れのキャブコン。

 

DIRECT CARS『TRIP LOGBASE』

 数年前からこのTRIPシリーズはずっと気になってました。こちらもまさかの地元・厚木に店舗を出されてて、何度か伺ったビルダーさんです。こちらもフロントエントランスということで、リアエントランスを使ってる人間からすると憧れですね。

 こちらは何と言っても内装が素敵すぎる。そして憧れのリア常設ベッド。しかもこちらは横じゃなくて縦に常設ベッド。その分マルチルーム(トイレやシャワー、もしくは倉庫など)がサイドに設置されています。前出のLIBERTYもそうでしたが、リヤ常設ベッドがあるとその下に大量の収納スペースを確保できるのは魅力的ですね。自転車なんかも入ったりするものもあるし、スキーやスノーボードなんかも収納として使えると思います。もちろん他のギアたちもプラケースなんかにぶち込んでいくらでも収納出来ますし。

今回のTRIPは初代、2代目、3代目、とか、確かあったはずですが。
個人的にこのLOGBASEはクリーンヒットですね。
TRIP定番の跳ね上げ式バンクベッドTVも魅力ですが。
なにを言ってるかわからない方もいると思うので以下の写真も見てください。

バンクベッドの天板が跳ね上がってテレビが出現。これはここでしか見たことないかも。アイディアが光りますね。

あと、国内キャブコンにすると、かなり大きな冷蔵庫が付いていて、こちらも魅力的ですね。 屋外収納スペースも油圧ダンパーでの跳ね上げ式になっていて個人的には細かい仕事をされてるなと感じてしまいました。

自身もオーナーである山下穂尊が綴る「キャンピングカーの魅力」

某仕事で訪れた鹿児島から帰京してすぐに幕張メッセで開催された「ジャパンキャンピングカーショー2023」へと直行した。連載1回目の…

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