NFTを購入することで様々なエンタメ体験が可能に? 所有するだけで終わらない『Rakuten NFT』が見せる“その先”
前の記事でNFTを集める魅力について解説したが、NFTには、所有するだけではなく、所有した後の楽しみ方が多様にある。NFTは、一次販売や二次流通以降の売上を販売元であるアーティストに還元することができる仕組みであることが特徴だ。つまりNFTを購入することで、アーティストや販売元である団体を応援することが可能になる。そんな特徴をもつNFTは、社会貢献や“推し活”との親和性が高く、様々なエンターテインメント体験を創出できるのだ。本記事では『Rakuten NFT』をピックアップし、所有するだけで終わらないNFTの可能性について紹介していく。
猫を集めてチャリティに? 海外ではNFTの可能性が早くから広がっていた
2017年にリリースされた老舗NFTの「CryptoKitties」は、猫をモチーフにしたデジタルアートが人気を集めた。「NFTが何であるか」を世に知らしめたNFTの一つだが、「社会貢献」として活用できることを知らせた側面にも触れたい。2018年に米ニューヨークで行われたチャリティーオークションでは、シアトルの小児病院で病床にいる子どもたちのために、最もレアな猫のNFTの一つが15万ドル(約1980万円)で落札され、大きな話題を呼んだ。
また、NFTがファンコミュニティの形成に取り入れられた事例も、世界的に話題となった作品に付随している。人気のNFT「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」は数百万ドルで取引される猿をモチーフにしたキャラクターのコレクションだ。「BAYC」は独自のコミュニティを形成し、所有者はSNS「Discord」の会員限定チャンネルだけではなく、2021年から開催されているリアルイベントにも参加することができる。NFTをもつ人だけが限定的なコミュニティに参加することができるという特典は、その人気を高めている要因の1つとなっている。
海をきれいにする「社会貢献」が叶う
NFTのこういった魅力を享受できるのは海外だけではない。日本国内で楽天グループが提供する『Rakuten NFT』も社会貢献やリアルイベントへの参加、さらには“推し活”にも活用できるといったNFTのコレクション性の醍醐味を押さえている。
『Rakuten NFT』で販売している「ミライコネクトプログラム」のNFTは、人と、地域と、ミライをつなぐ様々な地域で活動するクリエイターによる環境や文化、アートなどをテーマにした活動だ。「ミライコネクトプログラム」にある「海の豊かさを守ろう」のプロジェクトは、賛同したアーティストや企業の作品をNFT化し、売上の一部を湘南の海岸自然環境の保全などに役立てている。湘南をテーマとしたアートを入手することで、湘南の海に貢献できるのだ。また、プロジェクトの第一弾は、一次販売の購入者特典として、RYU AMBE氏デザインのTシャツもセットとなっている。
『Rakuten NFT』で販売をしている、湘南を拠点に活動する女性アーティスト大塚亜美氏のNFTは、売上の一部が公益財団法人かながわ海岸美化財団へ寄付される。アーティストの作品を購入することで、アイデアの起源となっている神奈川の海を守ることができるのだ。