人気YouTuberサワヤン、アメリカに訪問するもトラブル発生　ヤンが入国拒否され日本に強制送還

　2023年2月16日にサワヤンチャンネルが新規動画を投稿。アメリカ訪問時にヤンが入国できず、日本に戻されてしまったことを報告した。

　サワヤンは、ウクライナ人の兄弟YouTuberで、ゲーム実況を行うサワヤンゲームズや、ドッキリなどの企画を上げているサワヤンチャンネルを運営。それぞれ登録者が154万人・134万人となっており、現在多くの人から支持されている人気YouTuberだ。過去には、自身が行ったドッキリ企画にて、シンガーソングライターや俳優としても活躍しているGACKTとコラボしたこともあった。

　今回、サワヤンがアメリカに訪れたのは2023年2月13日のこと。NBA（全米プロバスケットボール協会）から招待を受けての訪問だった。当日、ロサンゼルス国際空港に到着し、兄弟で入国審査を受けていたが、サワだけパスポートを返されたという。担当した人物からは後でヤンも合流すると言われたようだが「1時間近くたっても来なかった」と、当時の状況について説明していた。さすがに遅かったため、連絡をとってみると、ヤンは別室に連れていかれていたという。

　その後、連絡を取り合って進捗について聞いていたが、携帯を没収されてしまったため、なかなかコンタクトが取れないまま2日ほど経過。ヤンの発言によると「罪人のように扱われている」とのことで、食事がお菓子と水しかなく、精神的にも参ってしまったようだ。サワはどうにかして状況を把握しようと、先にチェックインしたホテルから空港に足を運んだが、完全に情報が遮断されていたため、できることがなかったと語っている。

　結局、ヤンは日本に送り返されることになった今回のアメリカ訪問。拘束されてしまった理由として、サワは2つ考えられると話している。1つは、ヤンのパスポートの期限が切れていたため新しく申請を行った際、ウクライナの現状もあって特例として期限を延長させてもらったこと。特別措置でパスポートへの記載の仕方が独特だったため、審査をした人に怪しまれたのではないかと憶測している。2つ目は、観光ビザで入国したが、元もとYouTuberとしてNBAからの招待を受けていたため「就労ビザを取らずに働こうとしているのではないか」と思われている可能性があるとのこと。

　動画後半では、具体的にどのような扱いを受けていたのかについて、本人に後日聞きたいと今後の方針も説明。ヤンは「生きた心地がしなかった」と漏らしていたらしいが、国外の空港で、何が起こるか分からない環境に長期間置き去りにされた際の、心理的な負担は計り知れない。サワはヤンのためにも「このコメント欄を温かいコメントで埋め尽くしてほしいです」と、視聴者に伝えていた。

　コメント欄では「とりあえず無事で何よりです...」、「せっかく楽しみにしてたと思うから、日本でゆっくり、みんなでいたわり旅行みたいなのしてほしい。」など、心配の声が多く寄せられている。ひとまず無事ということなので、続報でヤンの元気な姿が見られるように待機しておこう。