朝倉未来チャンネルに彗星の如く現れた「ぬりぼう」 早くも2023年を代表するネットスターの兆し?
1分1ラウンドルールの格闘技大会「BreakingDown7」のオーディション動画で脚光を浴びた「ぬりぼう」が、大会プロデューサーを務める総合格闘家・朝倉未来のYouTube動画に出演した。
ぬりぼうは、23年1月20日時点で登録者数14.3万人のYouTubeチャンネル「ぬりぼう&さわきん」の一員として活動する、元お笑い芸人のYouTuber。公園などにいる一般女性に近づき、突然歌を歌ってLINEを聞くという「歌ナンパ」動画を主に投稿している。
そのナンパで鍛えた鋼のメンタルが、「BreakingDown7」のオーディション会場でも発揮された。
23年1月1日に公開されたオーディション動画に登場したぬりぼうは唐突に、常連ファイターたちが座るひな壇席を指して「全員Stand Up」と上から目線で指示。しかし、そのうちの2名から詰め寄られると、すぐに逃げ回るというヘタレぶりを見せつけて、緊迫した会場のムードを一変させた。その後も、幾度となく笑いを巻き起こしたぬりぼう。その活躍ぶりから、ひな壇に座る“アウトローのカリスマ”瓜田純士から「お前、いいよ。ひな壇で。お前、ひな壇クオリティだよ。座っちゃえよ」と誘われ、「BreakingDown」オーディション初参加にして、まさかの“ひな壇入り”を果たしたのだった。ぬりぼうの活躍は「BreakingDown」の切り抜きチャンネルなどで拡散されて話題を呼び、本戦開幕前から大会MVPに推す声も多い。
このぬりぼうの大立ち回りに、誰よりも笑っていたのがほかならぬ朝倉だった。実際にオーディション動画では、普段のクールな印象からは想像もできないほど大笑いする朝倉の様子がしっかりと収められており、笑い過ぎたためか、時折、涙をぬぐう仕草さえ見せている。
朝倉はぬりぼうと今回が初顔合わせではない。朝倉がYouTuberデビューして間もない2019年8月31日公開の動画で、実はコラボした過去があるのだ。本動画によれば、朝倉がもともとぬりぼうたちの歌ナンパ動画が好きでよく見ていたことから、共演に至ったのだとか。そこから3年以上の時を経て、「BreakingDown」によってぬりぼうの才能が世間に周知されたことがよほどうれしかったのか、はたまた、改めて彼のスター性を再認識したのか。
「BreakingDown7」オーディション撮影後にアップされた、22年12月28日公開の動画で朝倉は、自身が新たに立ち上げた事務所「MAプロモーション」にぬりぼうを所属させることを発表した。さらに、23年1月19日に朝倉が公開した「ぬりぼうにスターの生活を味わわせてみた」と題した動画では、ぬりぼうが朝倉から借りた高級服を身にまといナンパをするという企画を実施している。
これまでも、「1対10の喧嘩で勝った」と豪語する「10人ニキ」こと、格闘技歴なしの23歳・鈴木大輔や、45歳の彫師・バン仲村、“闘う料理人”の異名を取るこめおなど、数々のネットのスターを生み出してきた「BreakingDown」。今回彗星の如く現れたぬりぼうも、朝倉の手厚いバックアップを受けて、早くも「BreakingDown」を代表する一人となりそうだ。