「BreakingDown」でハードパンチャー動画が人気に? さまざまな角度からファイターを掘り下げる企画力

 1分1ラウンドルールの総合格闘技大会「BreakingDown」の常連ファイターやオーディション参加者を集めてパンチングマシーンに挑戦させるYouTube動画が、急上昇ランキング入りするなど人気を博している。

【後編】Breaking Downハードパンチャー決定戦

 一部で疑問視されているBreakingDownファイターたちの強さ。そこで、彼らの真の実力を「パンチ力」の面で数値化すべく、総合格闘家・朝倉海のYouTubeチャンネルで23年1月7日、「【後編】BreakingDownハードパンチャー決定戦」と題した動画が公開された。本動画は、「BreakingDown7」オーディション会場のバックヤードに、ゲームセンターの定番遊具「パンチングマシーン」を設置し、オーディション参加者や「BreakingDown」の常連ファイター、さらには大会運営陣らを集めて挑戦させるというものだ。

 まずは海が計測すると記録は84キロ。その後、海の愛弟子“勾配ニキ”こと信原空が76キロ、「BreakingDown」全大会に出場するミスター・ブレーキングダウン”川島悠汰が79キロ、“醤油ニキ”こと大山田涼太郎が80キロと数人が好成績を収めるも、なかなか海の記録を超えられない。均衡を破ったのは、やはりこの男、朝倉未来だった。グローブを嵌めると未来は、右ストレート一閃でパンチングマシーンの的を強打。見事に88キロを叩き出し、暫定1位となった。

 そこから、45歳の彫師・バン仲村が73キロ、アームレスリング元世界チャンピオンのごうけつが69キロと続き、総合格闘家の白川陸斗が89キロをマークし、暫定1位に。以降、重量級ファイターの“歌舞伎町最強ホスト”舞杞維沙耶が90キロ、ふみチャンネルが90キロ、元プロボクサーで東洋太平洋王者・山本隆寛が91キロ、“ポーランドの刺客”ことホイナツキ・パヴェウが92キロと、次々に記録を塗り替えていった。そして最後に意外な伏兵が。「BreakingDown」運営統括で実業家の溝口勇児氏がためしにチャレンジしたところ、なんと95キロを計測。これには思わず、朝倉も「溝口さん、試合決定で(笑)」と参戦を促していた。

 これまで「BreakingDown」は、未来のチャンネルでオーディションおよび本戦、海のチャンネルで裏側密着動画というすみ分けでコンテンツが展開されてきた。今回の「ハードパンチャー決定戦」も、「BreakingDown7」オーディションの裏側密着企画の後編として配信されたのだが、1月5日公開の「前編」が120万再生、1月6日公開の「中編」が114万再生なのに対し、本動画は153万再生と、再生数の面でやや抜けている(23年1月10日時点)。この結果を見るに、「ハードパンチャー決定戦」も今後、「BreakingDown」を盛り上げる定番企画の一つとなっていきそうだ。

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