使うのはギター1本と声のみ。「お金が1番」がライブ配信であえて顔出し配信ではなくラジオ配信を選択する理由
ライブコミュニケーションアプリ「Pococha(ポコチャ)」で行われた「あなたの音楽を発信しよう♪RealSound Techインタビュー出演権!」で、ライバーの「お金が1番」が見事インタビュー権を獲得した。彼が個性的なライバー名で活動するには深い理由があった。彼はなぜ顔出しをせずにあえてラジオ配信を選択しているのか、そして彼が「Pococha」のリスナーに対して感謝の気持ちを込めて届けたいエンターテインメントとは何か。「お金が1番」が語る本当の思いを聞いてほしい。
――どういった経緯で音楽活動を始めたのでしょうか?
お金が1番:高校の時に、友達と2人で活動を始めました。元々大阪に住んでいたので、ストリートライブをしながら大阪の各駅を回っていたんです。その時には色々なステージにも出させてもらっていましたが、途中で解散してしまいました。
――では、ライブ配信をやろうと思ったきっかけは?
お金が1番:解散してしまった後も音楽を諦めきれずにいた矢先、友達が「こんなものがあるよ」とライブ配信を勧めてくれたんです。自分のオリジナル曲をいろいろな人に聴いてもらえるのではないかと、1年2ヶ月ほど前から始めました。
――ライブ配信の中でも「Pococha」を選んだ理由を教えてください。
お金が1番:音声だけのライブ配信で活動したいという思いがあったので、「Pococha」のほかにもう一つ、ラジオに特化したライブ配信アプリもやってみました。でもリスナーさんの規模を考えたときに、「Pococha」の方が全国的にいろんな人に聴いてもらえるんじゃないかと思ったんです。
――「お金が1番」というライバー名が個性的ですが、どういった意味を込められているのでしょうか?
お金が1番:この世の中、お金が1番と思っている人がたくさんいると感じるんです。もしかしたら「Pococha」のリスナーさんやライバーさんのなかにもいるかもしれません。でも、僕のこのライブ配信の枠に来てもらったら、「人生はお金だけじゃない」と思ってもらえるかもしれない。僕にはいま音楽に対する目標があって、それが一番だと思っていることを伝えていきたいんです。みなさんにも笑顔が一番なのか、家族が一番なのか、色々あると思うんですよ。お金だけじゃないということをライブ配信で伝えていけたらと思っています。
――なるほど。では、なぜラジオ配信機能を使って、声だけでライブ配信をしようと思ったのでしょうか。
お金が1番:オリジナル曲の中身をしっかり聴いてほしかったんです。自分が書いた歌詞をいいと思ってくれた人にこそ聴いてもらいたいという気持ちが強かったので、顔が見えないラジオ配信にしようと思いました。
――お金が1番さんは、歌と生音のギターでライブ配信をしているんですね。
お金が1番:そうです、アコースティックギターを使っています。元々友人と組んでいたユニットのときからこのスタイルは変わっていません。その友人とは、一緒に音楽の専門学校にも行きましたし、色々なステージやラジオにも出演させていただきました。
――素敵な出会いですね。今回「あなたの音楽を発信しよう♪RealSoundTechインタビュー出演権!」に応募いただいた理由を聞かせてください。
お金が1番:途中で歌を辞めたことで腕が落ちてしまったのですが、歌のライブ配信をするにつれて、リスナーさんにすごく上手になったと言ってもらえて。いつもたくさん応援してくれるリスナーさんが、このイベントを勧めてくれました。参加者が多いので迷う部分もあったのですが……。
――リスナーさんからの提案をご自身のライブ配信に活かすこともあるのでしょうか?
お金が1番:リスナーさんからの声もありますが、僕から「これがしたいな」と伝えることも多いです。フレンドリーな関係性なので、相談し合ってイベントへの参加は決めています。
――音楽ライバーとして配信をする上で、自分の強みだと思うことを聞かせてください。
お金が1番:僕は結構雑談が得意なんですよ。リスナーさんのなかには、歌が聴きたい方もいれば雑談が聞きたい方もいるんです。僕はツッコミが得意なので、ボケをしてくれるリスナーさんにちょっと辛口でツッコミを入れるスタイルでやっています。真面目に歌いながら雑談でも楽しめるというのが、一番の強みかなと思っています。
――ライブ配信を始めて1年くらいということですが、この1年の中で一番嬉しかったことを教えてください。
お金が1番:それこそ毎回応援してもらっていることですね。毎回歌を聴きに来てくれるリスナーさんの存在が一番嬉しいです。
――では、壁にぶつかったことはありましたか?
お金が1番:まさにいま、壁にぶつかっているんです。実はメインの仕事が忙しい関係で、ライブ配信はできているのですが、ランクを維持したりあげたりなど「ランクメーター」を調整することが難しくて。
――この状況をどう乗り越えていこうと考えていますか?
お金が1番:色々と考えてはいますが……。なかなか取り掛かれる時間がないのですが、オリジナル曲を作って、また聴きに来てもらえたらいいなと思っています。