『俺の話は長い』、メンノンモデルでブレイク 水沢林太郎が語る10代で起きたターニングポイント

水沢林太郎が語る10代で起きたターニングポイント

 10代をはじめ20代女性を中心に絶大な人気を誇る、ABEMAの恋愛番組『オオカミ』シリーズの最新作『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』(以下、『オオカミちゃんくん』)。スタジオゲストとして俳優の水沢林太郎が出演した。

 『オオカミ』シリーズは真実の恋を探す男女の等身大の姿を追いつつ、メンバーの中にいる「好きではないのに好きなフリをする嘘つき“オオカミ”」をめぐる心理戦を含んだ恋愛模様を観ることができる。今シーズンは20歳前後のメンバーが集結し、同年代となる水沢。本作の感想を軸に、自身の恋愛観や、今後の目標について聞いた。

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“オオカミ”役は難しい? 嘘がつけない理由

――水沢さんは普段、恋愛番組は観られますか?

水沢林太郎

水沢林太郎(以後、水沢): これまであまり観ることがなかったのですが、今回『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』を観て、恋愛模様を楽しむのはもちろん、それぞれのキャラクターやルール・制約から生まれる人間関係の動きなど、エンターテインメントとしても観ることができていろんな楽しみ方ができるな、面白いなと思いました。

――水沢さんの中では恋愛として、エンターテイメントとして、どちらの楽しみ方の方が大きかったですか?

水沢:僕の中ではエンターテインメントとしての要素の方が大きかったのですが、メンバー同士の本当に好きなんだろうなという視線や、自分の気持ちを敢えて言わなかったりする「間」などはリアルで僕もドキッとさせられました。

――『オオカミちゃんくん』の出演者は水沢さんと同年代かと思いますが、親近感を覚えたりしたのでしょうか。

水沢:自分と比べると、みなさんが年上に感じました。言葉遣いや作法がしっかりしていて、僕はいままで一体何をしていたんだろうという気持ちになってしまうくらい(笑)。たとえば相談する時の話の切り出し方が具体的で、これくらいの年ってもっと抽象的な話し方になりやすいような気がするので素晴らしいなと思いました。

――水沢さん自身は、プライベートでもご友人から恋愛の相談など持ちかけられるタイプですか?

水沢:相談したりされたりはないです。僕自身、そこまで恋愛経験がないので、話したところで参考になることがないと思われているのかもしれません。

ーー今シーズンには同じ「メンズノンノ」モデルのりお(高橋璃央)さんが出演されています。

水沢:やっぱり、りおは距離が近い分応援したくなりますね。ただ、彼なりのトーンや考えがあると思うので、そっと傍観しています。

――ご自身が『オオカミ』シリーズに出演していて仮に“オオカミくん”だったら積極的に気になる相手にアプローチできると思いますか?

水沢:多分、無理ですね。すぐ「僕、“オオカミ”です」って言ってしまうかも。番組的に成立しなくなって怒られちゃうと思います(笑)。

――嘘をつくことが苦手なのですね(笑)。

水沢:苦手というより……“オオカミ”という役を与えられたとき、自分が普段演じている役でいうと、僕はあくまで俳優として台本があって台詞があって出来ているところがあるので、自分の本音も交えてとなると言葉が出てこないと思います。

――ポーカーフェイスでミステリアスな空気感があり、「人間観察が好き」と仰る水沢さんなら、“オオカミ”が誰か見抜けそうですが……。

水沢:僕は普段から自分の役のヒントになるように「人間観察」をしていますが、何かを見抜くためにやっていることではないので、多分苦手だと思います。

恋のライバルがいてもちゃんと「好き」と伝える

――今シーズンは三角関係も激化していますが、水沢さんは気になる相手ができたらどうやってアプローチすると思いますか?ライバルが出現したらどうでしょう。

水沢:自分から積極的に行動すると思います。それから言葉でちゃんと「好き」と伝えると思います。俳優をやってて実感したんですが、「感情」って「言葉」にしないと伝わり切らないところがあると思うんです。だから恋愛以外でも日常生活で友人や家族と話す時に、自分の考えをちゃんと言葉にするように心がけています。

 三角関係という状況になったことがないのでわからないですが、多分、ライバルが出てきても譲る気はないとは思います。

――本作は、恋をしない“オオカミくん”、“オオカミちゃん”が紛れていて、周囲の恋の矢印を邪魔するというところも面白いポイントですが、通常の恋愛でも相手の気持ちがわからなくなったり、不安になることがあると思います。水沢さんは相手から疑われた時にどうやって信用してもらえるようにしますか?

水沢:すべての証拠を差し出します(笑)。映像と資料を作ってデータを揃えて、1から10まで経緯を説明すると思いますね。

――では、ご自身にとってどんな恋愛が理想でしょうか。

水沢:一緒にいて無言の空間や時間が気まずくならず落ち着ける関係でいられる人がいいです。僕は喋るのがあまり得意ではないし、一人の時間も好きなので。頼りたくなった時に頭ごなしに否定しないで受け入れてくれる包容力のある人がいいなと思います。自分が考えている時に手を差し伸べてくれるのもありがたいのですが、それよりも一歩引いて見守ってくれるような人だと安心できるかもしれないです。

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