“PS5独占偏重の新作発表”で浮き彫りになった「ハードの世代交代」 『State of Play』を機にその是非を考える
ソニーは2022年5月、2021年度(~2021年3月)の業績説明会のなかで、年度内に全世界で新たに1,800万台のPS5を販売する予定だと発表している。この供給がこれまでと同様の配分で市場に行き渡ると仮定するならば、日本国内でも新たに約140万台ほどが販売される計算になる。2022年3月末時点と比較すれば、およそ倍の流通量になることが見込まれているのだ。
つまり、現時点で手に入れられていないユーザーも、半年後の2023年3月ごろまでには、チャンスがめぐってくることになる。『State of Play』で発表されたタイトルがその後の発売となることを考えると、このタイミングでPS5偏重の新作発表となったことも間違いとは言い切れないだろう。
私の周囲を見渡すと、かねてからPS5を欲しいと言葉にし、行動してきた人間には、かなり行き渡ってきた印象がある。今回の『State of Play』で発表されたタイトル以外にも、今後注目作が続々と発売される予定の同プラットフォーム。ハードやソフトの出来以外の部分でやり玉にあがる状況を、いち早く抜け出してほしいものだ。