世界で最も稼いだクリエイターは？　フォーブスの発表に49人と1匹がランクイン

　フォーブスが2022年トップクリエイターランキングを発表した。YouTubeやTikTokをはじめとしたソーシャルメディアの達人49人と1匹の犬がランキング形式で発表されている。1位にはMrBeastが輝いた。

　ランキングでは各クリエイターを「収入」「影響力」「起業家精神」の3つのカテゴリーで評価。収益は2021年までの数字で、フォーブスの推定値だ。影響力はフォロワー数だけでなく、「いいね！」「シェア」「コメント」などのエンゲージメントも評価対象になっている。さらに独自の指標として各クリエイターの起業家精神も評価しており、会社設立やクリエイティブで有益な取引を行ったかを1〜3の数値で表している。

　1位に選ばれたMrBeastは、フォーブスによると2021年に5400万ドルというとんでもない金額を稼ぎ出しているとのこと。収益のほとんどはYouTubeの動画に掲載された広告が元だが、彼が上位に入った主な理由は「MrBeast Burger」のビジネスモデルだ。「MrBeastは調理機器や配送インフラに投資するのではなく、2020年12月にゴーストキッチン事業を立ち上げた。人々がオンラインでMrBeastバーガーを注文すると、スタッフを増員した提携レストランが注文の品を調理して配送するというもの」だと事業を説明。知名度をうまく収益化している点を絶賛している。

　MrBeastは自身が首位になってはいるものの、手放しでは喜ばず、集計方法に疑問を呈した。「それと、他の写真を使ってもらえませんか？」と掲載された写真も不満のようだ。

　たしかに順位と起業家精神スコアがどのように付けられているのかは一見するとよく分からない。しかしソーシャルメディアで話題のクリエイターをチェックするためのリストとしては十分に機能しそうだ。

　2位にはTikTokerのチャーリー・ダミリオがランクイン。カジュアル服のブランド『Social Tourist』、Hulu番組『The D'Amelio Show』を展開し、ブランドとの取引で1750万ドルを稼ぎ出している。

　3位はアレクサンドラ・クーパー。セックスに特化したポッドキャスト番組「Call Her Daddy」で人気を集め、単独のポッドキャスト番組をSpotifyに持ち込み、6000万ドルの契約金を得たと言われている。彼女の番組はSpotifyの女性向けポッドキャストとして世界第1位にランクインしている。

　人気の人も気になるが、犬も気になるところだ。45位には100万ドルを稼いだシーパドゥードル犬のバニーがランクイン。バニーは、「love」「outside」「chase」など92の単語ボタンがついたサウンドボードを使って人間とコミュニケーションをとり、110万人以上のインスタグラムのフォロワーを集めることに成功した。

（画像＝Forbesより）

〈Source〉
https://www.forbes.com/sites/alexandrasternlicht/2022/09/06/top-creators-2022/
https://www.joe.co.uk/entertainment/mrbeast-richest-creator-forbes-top-50-358024