THE PRIMALSが再確認した“光の戦士”との絆 植松伸夫も登場した、4年ぶりの単独公演を振り返る

「それ、俺もやった!」っていう一体感を音と絵で体感できる新しいエンターテインメント

——それぞれが思う、今回の見所についても教えてください。

GUNN:セットリストもそうだし、全体的な部分で照明とか背負っている映像とか、スタッフが僕らと一緒になってすごく考えてくれたんです。これまで積み重ねてきたライブの集大成とまでは言わないまでも、現時点での一番いいパフォーマンスをプレイヤーやスタッフを含め、皆がしてくれた。だから全部です!

イワイ:どこがというより、全部が繋がっている感じがあるので、まるっと楽しんでいただきたいですね。

FINAL FANTASY XIV: Beyond the Shadow – The Nautilus Knoweth Music Video (THE PRIMALS)

——「知恵の巻貝 〜オールド・シャーレアン:夜〜」はアコースティックでの演奏でした。

GUNN:しびれる1曲です。ミスったら一発で終わりなので。

イワイ:結構ピリッとしました。

たちばな:僕は「究極幻想」でのコージくんのせり上がりかな。生では見れたと思いますけど、配信ではカメラが追い切れなかったようなので。そこがBDにはきちっと入ってますから、ぜひチェックしてください。

コージ:2時間半の映像コンテンツで、そこ(笑)? 本当に盛りだくさんで、火柱、ドーンだったり、ポップアップ(せり上がり)もそうだし、レーザーは過去にも使ったけど今回はさらにすごいので、曲と曲の間のレーザーの動きとか細かいところまで見逃せないです。

祖堅:今回のライブは生配信もしたわけですけど、冒頭に話したように、生配信なのにまるで会場に行ったような感じにしたいと思って、めちゃくちゃ完成度の高い配信ができたんです。その上で、盤(BD)を作るにあたって、生配信をそのまま収録すればいいんじゃないかという意見は、自然と出ていたんです。でも、せっかく盤を作るからには、生配信のクオリティを超えて行こうぜという気持ちがムクムクと出てきて。配信よりクオリティの高いものをどうやって作ればいいんだろう? というところからスタートして、結局ミックスをゼロから全部やり直して。生配信の映像も素晴らしいクオリティだったんだけど、それを全部ひっ剥がして、構成し直して……。結局、全部作り直したんです。そうすることで、音も画も配信を上回るクオリティが出せたので、そういう意味でも全部を堪能してほしいです。

——配信された映像と音が、そのまま収録されているわけではないと。そういうことは、もっと大々的に言ったほうがいいと思いますよ。配信を観たからいいやと、思う人がいるかもしれないです。

祖堅:たしかに。配信とは全く違う映像ですし、音も全く違います。めちゃめちゃ良くなってます。ミックスエンジニアさんも、いつもTHE PRIMALSの楽曲をやってくださっている方にお願いをしましたから、1枚のアルバムを作るのと全く同じ工程で作りました。

——ほぼ新作。

祖堅:ほぼではないです。完全新作です(笑)。

——そこにかける熱量がすごいですね。ファンを惹きつける魅力は、そういうところにもあるんでしょうね。

祖堅:でも今回は本当に盛りだくさんで、メイキングにはリハーサルの映像や、2日目で失敗したところを集めて収録していたり(笑)。あと、さっきプレイヤーの思い出となり得るプレイ動画を編集してMV風にして……と話しましたが、その映像を「Players' Video」として特典映像に収録しました。

FINAL FANTASY XIV: Beyond the Shadow – To the Edge Music Video (THE PRIMALS)

——ライブ本編で、「貪欲」と「To the Edge」のバックに流れた映像ですね。

祖堅:はい。ライブ映像では僕らの演奏している手元だったりお客さんの様子だったりも映っているので、ずっとそのMVが映っているわけじゃないんですね。でも、名も無きと言ったらあれですけど、名も無き光の戦士たちが俺たちと同じ体験をしているというリアル感はすごいものがあるので、これは別途、最初から最後までしっかり観てほしいと思って、特典映像としてそのMVをまるまる収録したので、それもかなりの見所だと思います。とにかく、光の戦士たちのプレイがすごく格好いいんです。ゾワゾワってする。募集期間が1週間しかなかったんですけど、プレイ動画が何百本と送られて来て、その中から200人以上のプレイ動画を使わせていただきました。

——これも時間停止のような、新たな鉄板になりそうですね。

祖堅:すごいクオリティだったから、今後もやれるといいですね。友だちが会場に来ていて、どれが良かったか聞いたら、「プレイヤーズビデオの曲が一番良かった」と言っていたりして。「それ、俺もやった!」っていう一体感を、音と絵で体感できる。それって新しいエンターテインメントなんです。誰かの追体験だけど、自分もそれを知っていて、どこかで自分と同じ体験をしている人が世界中にたくさんいるんだという事実が、そこには表現されている。しかもコロナ禍で人と離ればなれになっている状態だったから余計に、そこには確実に人の思いがあると伝わってくる。友だちも、すごく新鮮でめちゃくちゃ興奮したと言っていました。それを今度は、光の戦士たちそれぞれのおうちで、体験してほしいです。

THE PRIMALS Live in Japan - Beyond the Shadow [Blu-ray] PV
 
FINAL FANTASY XIV: Beyond the Shadow – To the Edge Music Video (THE PRIMALS)

■リリース情報
『THE PRIMALS Live in Japan - Beyond the Shadow』
発売日:2022年9月14日(水)
品番:SQEX-20089
価格:¥6,050(税込)
仕様:Blu-ray Disc Music (1Disc)、

〈収録内容〉
―本編24曲―
・Endwalker
・輝ける蒼 〜希望の園エデン:覚醒編〜
・究極幻想
・メタル 〜機工城アレキサンダー:起動編〜
・忘却の彼方 〜蛮神シヴァ討滅戦〜 (GUNN Vocals)
・目覚めの御使い 〜ティターニア討滅戦〜 (Masayoshi Soken & GUNN Vocals)
・女神 〜女神ソフィア討滅戦〜 (GUNN Vocals)
・悠久の風
・メイン・テーマ~マトーヤの洞窟メドレー
・ビッグブリッヂの死闘
・貪欲
・To the Edge
・Shadowbringers
・知恵の巻貝 ~オールド・シャーレアン:夜~ (Acoustic Version)
・Close in the Distance
・Flow Together
・此処に獅子あり 〜万魔殿パンデモニウム:辺獄編〜
・ロングフォール 〜異界遺構 シルクス・ツイニング〜
・魔神 ~魔神セフィロト討滅戦~
・過重圧殺! ~蛮神タイタン討滅戦~
・エスケープ 〜次元の狭間オメガ:アルファ編〜

〈アンコール〉
・メタル:ブルートジャスティスモード 〜機工城アレキサンダー:律動編〜
・ライズ 〜機工城アレキサンダー:天動編〜
・ローカス ~機工城アレキサンダー:起動編~

―EXTRA MOVIES―
・Backstage with THE PRIMALS
・Players' Video - 貪欲
・Players' Video - To the Edge

―MP3音源―
・本編21曲※「悠久の風」「メインテーマ ~ マトーヤの洞窟」「ビッグブリッヂの死闘」を除く

封入特典:インゲームアイテムコード
・オーケストリオン譜:Close in the Distance(Beyond the Shadow)
・オーケストリオン譜:此処に獅子あり(Beyond the Shadow)

発売元:株式会社スクウェア・エニックス
権利表記:© 2010 - 2022 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

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