Sonosからコンパクトなサブウーファー『Sonos Sub Mini』登場 インテリアに馴染み、ホームシアター製品を拡充

Sonos『Sonos Sub Mini』発売

 米国発オーディオブランドSonosはは9月14日、コンパクトなサブウーファー『Sonos Sub Mini』を10月6日に発売すると発表した。カラーはマットブラックとホワイトの2色展開で予定価格は64,800円(税込)。

Sonosのサブウーファーとしては、『Sonos Sub (Gen 3)』が発売されているが、Sub Miniはその小型版で、サイズは高さ305mm、直径230mmでSonos Subと比較するとコンパクトな円柱形デザインになった。使用場所もSonos Subよりも狭い空間(30平方メートル程度)での利用を想定している。円柱形のデザインは、ソファーやテレビ台のそばに置いてもインテリアから浮かず、またテレビの画面から注意がそれることもないとしている。

 Sonos Sub Miniは、Sonosのホームシアター製品を拡充するもので、テレビの前に設置したサウンドバーの『Sonos Beam (Gen 2)』や『Sonos Ray』と組み合わせることで、テレビのコンテンツを臨場感あるものに変えてくれる。また、『Sonos One』や『Sonos One SL』、IKEAと共同開発した『SYMFONISKスピーカー』と組み合わせて、クリアで深みのあるサウンドが楽しめるとのことだ。

 密閉されたキャビネットの中で、2つの6インチウーファーを向かい合うように配置する構造はSonos Subを踏襲。これにより、フォースキャンセリング効果を発揮しキャビネットの振動や音の歪みなどが抑えられる。これに高度なデジタル信号処理が加わることで、ディープでダイナミックな、大型サブウーファーにも匹敵する豊かな低音域を生み出せるとしている。

 Sonos Sub Miniは、Sonosのサウンドシステムと組み合わせて使う製品のため、単体での利用はできない。Sonos以外のスピーカーとも接続は出来ないが、手持ちのスピーカーを『Sonos Amp』に接続すれば、Sonos Ampを介してSub Miniをシステムの一部として利用できる。この辺りは既存のSonos Subと同じだ。なお、Sonos Subは2台を接続して5.2chなどのサラウンド環境を構築できるが、Sonos Sub Miniは1台の接続のみをサポートしている。

 なお、既存のSonosシステムとの接続は簡単で、アプリの指示に従いスマートフォンを製品上部にタップすれば、システムに追加可能となっている。

 部屋の壁や家具の配置などを音の反射から測定し、設置場所に応じた最適な音響調整を行うTrueplayにも対応するが、現状では利用できるのはiOSのみとなっている。Androidでの利用に関しては、幅広いユーザーを支援できるよう、検討はしているとのことだが、実現するには時間がかかりそうだ。

 Sonosのハードウェア担当シニアバイスプレジデント、マキシム・ブーヴァ・メルラン氏は、 「量より質を重視するストリーミング時代に突入しており、臨場感あふれるエンターテインメント体験に投資するクリエイターやプラットフォームが増えている」とした上で「Sub MiniはSonosホームシアター製品のラインナップをさらに充実させるもの。リスナーはシネマ級のサウンドで、お気に入りのコンテンツの主人公やプレイヤーになったかのように感じることができる」と製品をアピールしている。

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