片手で操作できるNintendo Switchコントローラー 斬新な手法でYouTuberが製作

 Nintendo SwitchのJoy-Conに改造を施し、片手のみで操作できるコントローラーを製作した男性YouTuberがいるので、今回紹介したい。YouTubeチャンネル名は「Akaki Kuumeri」(チャンネル登録者数2.39万人)で、該当の動画は2022年8月28日公開の「Nintendo doesn't have a one-handed controller so I made one」だ。

Nintendo doesn't have a one-handed controller so I made one

 以前リアルサウンドテックでは、Akaki Kuumeriが製作した「片手のみで操作できるXboxコントローラー」を紹介した。彼はXbox以外にも、片手のみで操作できるPlayStation 4や、PlayStation 5のコントローラーを製作しており、今回これらに追随する形でNintendo Switchバージョンの動画が投稿された。

 今回製作した、片手(動画内では右手)で操作できるNintendo Switchのコントローラーは、3Dプリンタで製作しそこにJoy-Conを取り付けられるようになっている。形状は、Nintendo Switch本体セットに付属している「Joy-Conグリップ」に近い。ただし、本来左手で操作する左のJoy-Conは、上下逆になっている(ボタンが下を向いている)のが特徴。

 そして、コントローラーの左手のグリップ部分が、本来は左手で操作するJoy-ConのLスティックと連動している。つまり、コントローラーの左グリップを地面につけると、右手を動かすだけでLスティックを操作できるわけだ。実際に本動画では、Nintendo Switchソフト『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』をプレイしていたが、右手のみで器用に動かし、キャラクターの移動を可能にしていた(この時、右手のカメラ操作は通常通り右のJoy-ConのRスティックで操作している)。

 また、左Joy-Conの方向ボタンについては、同じく3Dプリンタで部品を製作し、こちらも右手のみでの操作を可能としている。具体的には、左Joy-Conの4つの方向ボタンにそれぞれ連動するボタンを製作し、それをコントローラーの前面中央にもってきている。そうすることで、右手の親指で、左手の方向ボタンの操作も可能としているのだ(ただし、右Joy-ConのABXYボタンも右手の親指で操作しないといけないため、非常にせわしなくなるのは言うまでもない)。

 動画では、コントローラーが完成するまでの試行錯誤の数々や、彼の卓越した技術を見られるので非常におもしろい。言語は英語だが、内容がわからなくても視覚的に楽しめる動画なので、よければぜひ一度視聴してほしい。

 ちなみに、今回Akaki Kuumeriが製作した片手で操作できるNintendo Switchコントローラーは、ハンドメイドのマーケットプレイス「Etsy」で販売されている。執筆時点の価格は、税込19,200円(送料等を除く)だ。動画内では右手のみで操作できるコントローラーが紹介されていたが、Etsyでは左手バージョンも販売されている。

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