羽が生えるEV? フォード高級ブランド『リンカーン』よりコンセプトカー登場
米国フォード・モーターの高級車ブランド『リンカーン(Lincoln)』は、このほどコンセプトカー『Lincoln Model L100 Concept』を発表した。
ドアとルーフが、まるで昆虫の羽の様に後輪付近から開閉し、意外性に富んでいる。エクステリア・デザインは滑らかで、空気抵抗が計算し尽くされており、とても印象的だ。
キャディラックの創業者でもあった自動車エンジニアのヘンリー・マーティン・リーランドが、航空エンジンメーカーとして立ち上げたのが『リンカーン』だった。その航空機のDNAを進化させ未来のデザインに仕上げたという。
『リンカーン』はフォードが買収して2022年に100周年をむかえた。1922年の買収後、最初に再設計された車であるLシリーズへのオマージュが、名称からもうかがえる。
『Lincoln Model L100 Concept』は自動車の黎明期に思いを馳せると同時に、遠い未来を見据えたものでもある。
性能面でもハイテクを駆使しており、ハンドルがなく人間の運転手がいない完全自律型車だ。EV(電気自動車)で、次世代のバッテリー技術により、ゼロエミッションを掲げる製品だ。
ゲームチェンジャーとなるバッテリー技術が採用されるとしているが、バッテリーのサイズ、モーターの数やパワー、航続距離など、詳しい説明はなされていない。
それもそのはず。過去と未来への空想を巡らせた産物であり、具体的な生産計画はないのだ。
『リンカーン』は、2025年までに3つのEVモデルをリリースする見通しを明らかにしている。近い将来、実際に製造する車はどのようなものになるのだろうか。今後の発表も気になるところだ。
(画像=YouTubeより)
(source)
https://www.slashgear.com/970858/lincoln-model-l100-concept-is-hyper-luxury-electrification-with-wild-doors-and-a-disco-floor/
https://www.caranddriver.com/news/a40931564/lincoln-model-l100-concept/