前澤友作の持つ、世界88台限定のオープンカーとは? 織部焼をモチーフにした「こだわりの一台」

 衣料品通販大手ZOZO創業者・前澤友作氏による車専門のYouTubeチャンネル「前澤友作スーパーカーチャンネル」で、彼が所有する世界限定88台のオープンカー「アストンマーティン V12 スピードスター」のディテールが紹介された。

屋根もフロントガラスもない車?世界限定88台「Aston Martin V12 Speedster」

 スーパーカーコレクターとして知られる前澤氏は5月6日、YouTubeのメインチャンネル「Yusaku Maezawa【MZ】」に投稿した動画で「アストンマーティン V12 スピードスター」の購入を報告するとともに、納車式の様子を披露した。同車は、屋根だけではなくフロントガラスさえもない異色のオープンカー。そんな特異な車の外装や内装、エンジンなどを含む細部の解説が8月28日、「前澤友作スーパーカーチャンネル」にアップされた動画で行われた。

 解説役を務めるのは、「前澤友作スーパーカープロジェクト」のメンバーでレーシングドライバーの横溝直輝と、同プロジェクトのマネージャー・やまけん氏。まず、ボディカラーは用意された色ではない。前澤氏が以前約3億円かけて特注した、ロールス・ロイス・モーター・カーズとエルメスのコラボレーションモデル「ロールス・ロイス ファントム・オリベ」と同じ、日本伝統の陶器「織部焼」をモチーフにした暗緑色となっていた。もっと言えば、先にこの「アストンマーティン V12 スピードスター」で織部焼をモチーフにしたグリーンのカラーを作成し、その色をもとにロールス・ロイスの色が出来上がったのだという。

 デザインは、米国マクドネル・ダグラス社(現ボーイング社)が開発した戦闘攻撃機「F/A-18」から着想を得ており、ボーイング社とアストンマーティンのコラボレーションによって開発された。ボディのほとんどはカーボン製で、車両重量は1780kg。エンジンは、5.2ℓ V12ツインターボエンジンを搭載している。

 シートは白に近い若草色。こちらも前澤氏の特注らしく、屋根がない分、内装が目立つことを考慮し、この特徴的な色を選んだようだ。そして気になるのは購入価格だ。5月6日公開の動画で前澤氏は「1億ちょっと?」とぼかしていたが、やまけん氏曰く「約1億3200万円」だったという。とてつもない高額だが、前澤氏がこれまで公開した先述の「ロールス・ロイス ファントム・オリベ」や、3億8000万円超の「ケーニグゼグ ジェスコ」、3億5000万円の「パガーニ・ゾンダ」などと比べるとお買い得価格だから、恐ろしい。今後、どんな驚きの高級車を爆買いしてくれるのか。引き続き、前澤氏のYouTubeチャンネルから目が離せない。

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