『今日好き セブ島編』5話ーー予想外のサプライズを仕掛けたメンバーとは? “最後のアピールタイム”がまさかの展開に
『セブ島編』の旅もいよいよ最終日。この日の午後に待つ女子からの最終告白を前に、男子から女子への“最後のアピールタイム”が静かに幕を開けた。そのなかで気になったのが、女子サイドが男子にかわいいサプライズを用意してくる、いわば“逆アピール”。そこで本稿では、第5話までで気になった女子からのアプローチについて、筆者の独断と偏見に基づいて振り返っていきたい。
あすか、そらへの想いを伝えた“糸電話”`
第4話にて、ゆうじろう(上野裕次郎)×じゅり(三浦寿莉)が最終日を待たずにカップル成立した『セブ島編』。残りのメンバーを見渡して、現段階でカップル成立の可能性が最も高いと思われるのはやはり、そら(中野蒼空)×あすか(清水あす香)だろう。
その安定感は最後のアピールタイムでも健在で、そらは現状、彼女のみにキモチを絞りかけている様子。あすか自身こそ、そらが継続メンバーとして遅れて旅に参加したことについて、もっと早くから出会いたかったとぼやいていたが、恋が始まらないよりは100倍マシだし、ふたりの想いはここからもっと育んでいけばいい。何より、あすかはそらとの関係性をプラスの方向へと運んでいけるパワーを持っているのだから。
というのも、あすかはここで「目、つむってて」「これ持って」と、そらに“とあるサプライズ”を用意してきたのだが、それはなんと……糸電話。伝わる人には伝わるだろう。『今日好き』のキャッチ“青春純愛リアリティーショー”に登場する言葉だが、純愛あるところに糸電話あり。100万人がいたら、100万人が漏れなくキュンとするアイテムである。“恋愛見届け人”としてゲスト出演中の大友花恋も「人生で一回くらいしたいよね」と頷いていたが、『今日好き』の純愛とはまさにこれ。これなのだ。
そんなキラキラした時間に、少し長めの糸をぴんと張らせる。あすかが切り出したのは「いまから、この度でそらくんに伝えたかった感謝を5つ言います」。グループ別行動で快くふたりきりになってくれたこと。その際、ボートに乗ったときに、彼女がよろけないようにそっと手を差し伸べてくれたことなど。電話越し、あすかの少しくぐもった声が、そらの耳へと伝わっていく。
LINEで告白するなんて味気ない、メッセージなんてもってのほか。電話をするとしても、やっぱり望ましいのは面と向かって想いを伝えることである、なんてよく言われるが、同じ“電話”であっても、普通の会話と比べて、糸電話の方がキモチがより強く届くと感じるのは筆者だけだろうか。実際、このアプローチがそらの心を打っているのはオンエアで確認できた通り。それを踏まえるに、全人類、糸電話でお喋りした方がよい。そう言い切りたくなるくらい見どころ満点のアプローチだった。