推し活の新定番「ヨントン」を徹底解説。やるべき事前対策と失敗しないコツとは

推しとのビデオ通話?「ヨントン」とは

 今や推し活の定番となった「ヨントン」。そもそも「ヨントン」とは映像通話を意味する韓国語「영상통화 (ヨンサントンファ)」の略からきている。コロナ禍でサイン会、ハイタッチ会、チェキ会などの対面イベントができない代替として、企画されたオンラインイベントである。韓国の5人組男性アイドルグループMCNDがファンとビデオ通話をしたのが始まりで具体的には、カメラ機能付き端末(スマートフォンもしくはタブレット)を使用したアーティストとの“個別オンライン電話イベント”である。

 

  似た言葉には通称「ミーグリ」Meet&Greetがある。こちらはアーティストと直接会って挨拶をするアメリカなど海外のイベントの際に使われやすいという。日本開催で実質ヨントンと同じ内容のイベントでも「ミーグリ」と呼ばれることもある。これはヨントンはあくまで韓国語なため、使い分けがされているそうだ。

  ヨントンには会話をしてコミュニケーションを楽しむものから、サイン会をオンライン上で行う「영통팬사(ヨントンペンサ)」もある。時間は10秒〜9分と非常に様々。話せるメンバーが1人だったり、グループ全員のこともある。ここは対象のアーティストによって違ってくる。世界中どこにいても推しと会うことが出来るという良さからKPOP界以外にも広まりをみせている、そんな「ヨントン」のポイントをまとめてみた。

 そもそもヨントンに参加するためには、
①アルバム付属のシリアルコードから抽選の応募をする
②CD購入者全員に参加資格あり。指定のサイトへ必要事項を入力する
③代行業者に依頼
大きく分けてこれらの方法が主である。

当選!するべき準備

 運よくヨントンに当選しても、内容掲載が制限されているためわからないことが多く不安を感じている人が多いのではないだろうか。アーティストやイベントによって毎回違いはあるものの、これまで開催されたものから、ここさえ押さえておけば大丈夫というポイントをいくつか紹介する。

①スケジュール調整と電波の良い場所を確保
(焦らないよう余裕をもって参加するのがベスト。自宅から参加する際には電波の良い場所を探し、映り込む背景にまでこだわりを持てたらさらに充実度が増すだろう。特別な時間を楽しむためホテルの一室を借りる人もいるそうだ。)

②使用機器の設定
(スマートフォンまたはiPadを縦向きにセットする。電話含むヨントン使用アプリ以外の通知が来てしまうと強制終了になることもある。それを防ぐためにも不要なアプリの通知はオフ、音量・明るさはMAXにして臨もう。また充電は常につないでおくのが安心だ。ここでスタンドやリングライトがあるとかなり便利で写りもよくなる。)
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③シミュレーション
(当日のスムーズなヨントンのためにはボードの準備がおすすめ。ヨントンには基本的に通訳不在なため、言語を対象アーティストに合わせなければならない。最近人気のKPOPアイドルには日本語を勉強していて簡単な会話なら可能な人もいるそう。だが限られた時間内に正確にメッセージを伝えるためにもあらかじめ書いておこう。自分の名前を書くもよし、してほしいリクエストを書くのあり。声は明るく大きくを意識。また使用アプリのダウンロード、動作確認も必ずしておこう。)

④注意事項・参加規則の確認
(韓国のヨントン(通称本国ヨントン)では主にカカオトークの使用になるため録音・録画ができる。ただ日本では著作権上、一切禁止されている事が多いので注意しよう。参加者以外の家族や友人が画面に映りこむのもNG。してはいけないリクエストがあったりもする。当選した枠を売買するのはもってのほか。予期せぬハプニングを防ぐためにも必ず目を通しておくべし。)

⑤気持ちの準備
(ここまできたらあとは順番を待つだけ。普段より少しくっきりしたメイクにすると画面越しでも写りが良いのだとか。笑顔で推しとの時間を楽しもう!)

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