『バチェロレッテ・ジャパン』S2・7話ーー最後の2人に選ばれたのは? 男性たちの家族愛で史上最高の感動回に

『バチェロレッテ・ジャパン』S2・7話

家族に触れて、温かなジェイの人間性を裏付ける

 バチェロレッテ・尾﨑美紀が選んだ残る3人は、優しさと深い愛を持つラグビー選手・ジェイデン トア マクスウェル、まっすぐに愛を伝えるバスケ選手・佐藤 マクファーレン 優樹、穏やかな空気感を纏うバスケ選手・長谷川惠一だった。それぞれの優しさを持つ男性ばかりだが、今回は、このなかから1人とお別れすることになる。

 帰国後、尾崎と最初にデートしたのはラグビー選手・ジェイ。幼い頃に父親を亡くしており、母のガン闘病にも立ち会っていたジェイ。デート前、ニュージーランドに住む実の母親とのテレビ通話では、久しぶりの連絡ということで涙も見せていた。すかさず「大丈夫よ。今日はどうだったの?あなたはいつもそうやってお母さんを心配させるのね」とジェイを励ます母。屈強に見えるジェイが見せた子どものような一面、そして母の強さに思わずこちらも涙をこらえずにはいられない場面だった。

 その後、2人はジェイが日本でお世話になっていたホストファミリーのところへ。ナチュラルな空気感を纏う家族に、安心感も感じた。ここでも、ジェイが本当に家族から愛されていることが分かる。「久々のお母さんの手料理だ!」と喜ぶジェイに「はい、ジェイデン」とケチャップとマヨネーズを差し出す兄。唐揚げにはケチャップとマヨネーズ、というジェイの自分ルールに理解があるというだけでも、互いに理解しあっている家族だったことが想像できた。兄も母も、ジェイのことを「本当に優しい子」と評価。尾﨑も、自身がずっと感じていたジェイの優しさや愛の深さが、家族からも後押しされてより安心していたようだった。

ルーツから明かされるマクファーの人間性

 バスケ選手・マクファーも、少し前に父親を亡くしている。尾﨑にも、最も尊敬していた人間だった、と話している姿が印象的だった。日本で2人が最初に会ったのは、マクファーがプレーしているバスケチームのGM・池田氏。バスケコートでの再会で、緊張したマクファがゴールを外しまくるのを見て、嬉しそうな表情の尾﨑。ダメなところも含めて、マクファを可愛らしく思っているt様子が伺えた。

 チェンマイの旅では、周りの空気を読まずに他の男性にマウントを取っているように見えた面もあったマクファー。そんなマクファーの人間性が、今回の顔合わせで一気に理解できるようになったと感じる。池田氏からは「彼は言葉で思っていることをはっきりと言うんですよ。バスケにもストイックで、誰よりも練習する。アツいから、どうしても温度差が生まれる。最初は本人も悩んでいた」とコメント。マクファーが男性陣に対して取っていた行動は、プライドや見栄からくるマウントではなかったことを裏付けられる瞬間であった。

 その後、画面越しでの対面となったシンガポール在住のマクファーの母も、「優樹はアホみたいに健気な子。人付き合いが下手な子で、シンガポールの小学校でもいつもいじめられて帰ってきた。でも、いじめっ子に悪口を言うでもなく仕返しもせず、めげずに耐えていましたね」と話す。他人との間に確執を生んでしまうほどのアツさは昔からだったのだろうが、本人も悩み、真摯に向き合ってきた様子が伺えた。日本では海外と比べると妙に「空気を読める能力」が求められるが、尾﨑はそこまで気にしていない様子。母との対話では涙を見せるシーンもあり、尾﨑自身が暖かい心を持つ人間だからこそ、マクファの欠点も許容しているように感じた。

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