「Nothing Phone(1)」はなぜハイスペックではないのか スマホ業界に提示する新たな価値観

「Nothing Phone(1)」はなぜハイスペックではないのか

基本に立ち返っったシンプルなOS

 スマートフォンを購入した時、あれもこれもと最初から大量に入れられたメーカー製や携帯キャリアのアプリに、面食らった経験がある方もいることだろう。これらのアプリが絶対に悪というわけではないが、必要のないアプリはないにこしたことはない。

 Nothing Phone(1)では、OSに独自カスタムをくわえた「Nothing OS」を搭載。同OSではプリインストールアプリを40%削減することで、より軽量かつ迷いのないアプリ構成を実現している。またインターフェイスのアニメーションも最小限に抑えるなど、ミニマルなデザイン精神が統一して採用されている。

閉塞したスマートフォン業界を打開へ

 最近のスマートフォンに、どこかルーティン作業のような感覚を覚えている人もいることだろう。新しいプロセッサ、新しいカメラ、新しいOS……しかし、スマートフォンを構成する要素はそれだけではないはずだ。

 Nothing Phone(1)はフレッシュなデザインとLED発光によるコミュニケーションという新たな切り口で、スマートフォン業界に一石を投じようとしている。日本価格は8GB RAM/256GB 内蔵ストレージモデルが6万9800円で、ブラックとホワイトの本体カラーが用意される。勝者の生まれないレッドオーシャンとも呼ばれるスマートフォン業界に、果敢に漕ぎ出すNothingの将来に期待したいものだ。

(画像=Nothing Phone(1) プレブリーフィングより)

(Source)
https://jp.nothing.tech/pages/event

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