空飛ぶレーシングカー? 最高時速200km、有人飛行可能
オーストラリアのドローンメーカーAlauda Aeronauticsは、F1カーをインスピレーションにした世界初の有人電動フライングカーのレースシリーズ「Airspeeder」を主催している。
同社が開発する「Airspeeder MK3」は、いわば電気で飛行するレーシングカーだ。交換可能なバッテリーパックを備え、車輪がなくオクトコプターで垂直離着陸できる。
リモコンで飛行する超軽量の電動VTOドローンで、F1レーシングカー以上のヘアピンターンが可能だという。
「Airspeeder MK4」は、MK3と同様の設計だが、8個のモーターで、合わせて540馬力あり、有人飛行が可能だ。
2.3秒で時速60マイル(時速約97km)に到達し、最高スピードは時速99.5マイル(時速160km)。スピードリミッターを外せば、時速124マイル(時速200km)まで到達する。
車体の重量は120kgで、最大離陸重量は881kg。交換可能な500kWバッテリーパックが備わっており、5〜20分の飛行が可能だ。
8台の放送用カメラやフロントレーダー、LIDARセンサーがあり、レースの走行データをピットクルーに送信。また、ARバイザーにより、パイロットが空で迷わないようにガイドする。それに加えて、最大限の安全性を確保するためにアクティブ高度計システムも備える。
空飛ぶ車のレースシリーズ「Airspeeder」は、次世代のモビリティ革命を加速させるというビジョンを掲げて、Alauda AeronauticsファウンダーのMatt Pearson氏が2016年に設立した。
大空という3次元で繰り広げられるデッドヒートと、あらゆる角度から捉えられた映像は、迫力満点。テクノロジーが、また新たなエンターテイメントを開花させた。
(source)
https://www.slashgear.com/909091/the-airspeeder-is-a-real-f1-flying-racing-car-from-the-future/
https://airspeeder.com/
https://alauda.aero/